参考資料3 診断基準等のアップデートの概要 (788 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46002.html |
出典情報 | 厚生科学審議会・社会保障審議会(合同開催) 厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会(第73回 11/26)社会保障審議会小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病対策委員会(第4回 11/26)(合同開催)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
CS 重症度分類を用いて Grade2以上を対象とする。
CS の進行の速さは前述の疾患概要に示した臨床型分類に一致する。すなわち、III 型は思春期以降発症で進
行も緩徐であり、I 型は CS の典型型で2歳頃から CS 症状を示し始め、学童期以降は重症化する。II 型は出生
時から様々な症状を呈し、XP 合併型も出生後の症状の進行が速く合併症も早期に出現するため、予後は極め
て不良である。以下の重症度分類は全ての CS 病型に適応できる。
CS 重症度評価のためのスコアシート
各種所見
日光過敏
視力
聴力
知的機能
移動
食事
腎障害
点数
正常:0
あり:1
正常:0
低下(眼鏡不要):1 低下(眼鏡必要):2
失明:6
正常:0
低下(補聴器不要):1 低下(補聴器必要):2
聴力なし:6
正常:0
障害あり(日常生活可能):2
日常生活困難:6
障害なし:0
歩行障害(車椅子不要):2 車椅子:3
経口摂取可能:0
経口摂取不可能:6
なし:0
あり:6
総計
CS 重症度分類
CS 重症度
CS 重症度スコアの総計
stage of CS
Grade 1(pre-severe)
0~2
early CS
Grade 2(severe)
3~5
progressing CS
Grade 3(very severe)
6以上
advanced CS
Grade 2 以上を重症とする。
※診断基準及び重症度分類の適応における留意事項
1.病名診断に用いる臨床症状、検査所見等に関して、診断基準上に特段の規定がない場合には、いず
れの時期のものを用いても差し支えない(ただし、当該疾病の経過を示す臨床症状等であって、確
認可能なものに限る。
)
。
2.治療開始後における重症度分類については、適切な医学的管理の下で治療が行われている状態であ
って、直近6か月間で最も悪い状態を医師が判断することとする。
3.なお、症状の程度が上記の重症度分類等で一定以上に該当しない者であるが、高額な医療を継続す
ることが必要なものについては、医療費助成の対象とする。