参考資料3 診断基準等のアップデートの概要 (549 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46002.html |
出典情報 | 厚生科学審議会・社会保障審議会(合同開催) 厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会(第73回 11/26)社会保障審議会小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病対策委員会(第4回 11/26)(合同開催)《厚生労働省》 |
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6)若年性一側性上肢筋萎縮症(平山病)
7)特発性側弯症
IV.参考所見
1)空洞形成の急激な進行に先立って、脊髄の腫大と浮腫を伴う presyrinx state と称される状態がある。
2)既往に難産あるいは分娩時外傷がみられることがある。
3)一部に家族歴をみることがある。
4)時に進行停止例や自然緩解例がある。
5)外傷や癒着性くも膜炎などに続発する場合がある。
6)髄内腫瘍に伴うものは腫瘍嚢胞(Tumor cyst)とし、空洞とはしない。
V.診断のカテゴリー
A)症候による分類
1)症候性脊髄空洞症
上記 I、II-1)、III の全てを満たす脊髄空洞症
2)無症候性脊髄空洞症
検査で偶然に見つかった脊髄空洞症で、II-1)と III を満たすもの
B)成因による分類
1)キアリ(Chiari)奇形1型を伴う脊髄空洞症
2)キアリ(Chiari)奇形2型に伴う脊髄空洞症
a)開放性二分脊椎(脊髄髄膜瘤又は脊髄破裂)
b)潜在性二分脊椎(脊髄脂肪腫、緊張性終糸、割髄症、皮膚洞、髄膜瘤、
脊髄囊胞瘤などを含む。)
c)上記二分脊椎を伴わないもの
3)頭蓋頸椎移行部病変や脊椎において骨・脊髄の奇形を伴い、キアリ(Chiari)奇形を
欠く脊髄空洞症
4)癒着性くも膜炎に続発した脊髄空洞症
5)外傷に続発した脊髄空洞症
6)その他の続発性脊髄空洞症
7)上記のいずれにも該当しない特発性脊髄空洞症
4)5)6)を続発性脊髄空洞症とする。