参考資料3 診断基準等のアップデートの概要 (204 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46002.html |
出典情報 | 厚生科学審議会・社会保障審議会(合同開催) 厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会(第73回 11/26)社会保障審議会小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病対策委員会(第4回 11/26)(合同開催)《厚生労働省》 |
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①白血球、CRPの上昇
②BUN、血清クレアチニンの上昇
6.識別鑑別診断
①E、Lの他の原因による肉芽腫性疾患(サルコイドーシスなど)
②他の血管炎症候群 (顕微鏡的多発血管炎、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(チャーグ・ストラウス
(Churg-Strauss)症候群)、結節性多発動脈炎、抗糸球体基底膜腎炎(グッドパスチャー症候群)、結節性多
発動脈炎など)
7.参考事項
① 上気道(E)、肺(L)、腎(K)の全てが揃っている例は全身型、上気道(E)、下気道(L)のうち単数又は
2つの臓器にとどまる例を限局型と呼ぶ。
② 全身型はE、L、Kの順に症状が発現することが多い。
③ 発症後しばらくすると、E、Lの病変に黄色ぶどう球菌を主とする感染症を合併しやすい。
④ E、Lの肉芽腫による占拠性病変の診断にCT、MRI、シンチ検査が有用である。
⑤ PR3- ANCAの力価は疾患活動性と平行しやすい。日本では多発血管炎性肉芽腫症の患者の半数は
MPO-ANCA陽性を認める例もである。