よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料3 診断基準等のアップデートの概要 (925 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46002.html
出典情報 厚生科学審議会・社会保障審議会(合同開催) 厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会(第73回 11/26)社会保障審議会小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病対策委員会(第4回 11/26)(合同開催)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

治療の基本は活性型ビタミン D の大量投与であるが、VDR の活性低下の程度には症例毎に差がある
ため、その必要量はさまざまである。持続する低カルシウム血症に対しては、カルシウムを点滴で十分に投
与する必要がある。経過中に自然寛解がみられる場合がある。
・ビタミン D 依存症 1B 型
大量のビタミン D や 25 水酸化ビタミン D の治療効果が報告されている。
・ビタミン D 依存性 3 型
大量のビタミン D(50,000 単位/日)や大量の活性型ビタミン D 薬の治療が報告されている。
5.予後
適切な治療の継続は必要で、骨変形、低身長、禿頭などが持続する場合がある。治療により筋力低下
や骨痛が改善する場合が多いものの、服薬を中止できない場合が殆どである。
○ 要件の判定に必要な事項
1. 患者数(令和元年度医療受給者証保持者数)
100 人未満
2. 発病の機構
不明(ビタミン D の活性化の異常と感受性の異常(受容体異常)であるが、腸管でのカルシウム吸収 及び
骨形成•吸収に、ビタミン D 依存性の部分と非依存性の部分があり、その詳細な機構は解明されていな
い。)
3. 効果的な治療方法
未確立(活性型ビタミン D3 製剤とカルシウム剤が使用されている。一部の症例では、症状の改善に乏しい
ので、より良い治療法が必要 。)
4. 長期の療養
必要(服薬を中止できない場合が多い。)
5. 診断基準
あり
6. 重症度分類
重症度分類を用いて中等症以上を対象とする。
○ 情報提供元
「ホルモン受容機構異常に関する調査研究」
研究代表者 大阪大学 大学院医学系研究科 教授 大薗 恵一和歌山県立医科大学 教授 赤水尚史