参考資料3 診断基準等のアップデートの概要 (1120 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46002.html |
出典情報 | 厚生科学審議会・社会保障審議会(合同開催) 厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会(第73回 11/26)社会保障審議会小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病対策委員会(第4回 11/26)(合同開催)《厚生労働省》 |
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以下の重症度 Stage 分類を用いて Stage-3-2以上を対象とする。
Stage-0 呼吸器異常及び栄養障害が無い
Stage-1 呼吸器異常が無く栄養障害が軽度
Stage-2 呼吸器異常が軽度又は栄養障害が中等度
Stage-3 呼吸器異常が中等度又は栄養障害が重度
Stage-4 呼吸器異常が重度
Stage-0 呼吸器異常及び栄養(膵・肝臓)障害が無い
Stage-1 呼吸器異常が軽度又は栄養(膵・肝臓)障害が軽度
Stage-2 呼吸器異常が中等度又は栄養(膵・肝臓)障害が中等度
Stage-3 呼吸器異常が重度又は栄養(膵・肝臓)障害が重度
※呼吸器異常と栄養(膵・肝臓)障害の重症度が異なる場合、より重症度の高い障害で Stage を判断する。
呼吸器異常は、6歳以上の小児ないし成人では、呼吸機能検査での%予測1秒量(%FEV1)に基づいて判定す
る。6歳未満の乳幼児や6歳以上でも呼吸機能検査を施行できない場合は、室内気吸入下での酸素飽和度
(SpO2)、又は CT での胸部画像所見(CT の施行が困難な場合は胸部単純 X 線)で判定する。呼吸器異常とは、
以下の定義で、%FEV1 が 90%未満の症例を指す。
、SpO2 が 95%以下、あるいは胸部画像所見が1つ以上有ることを指す。さらに呼吸器異常の重症度は以下の
ように分類する。
%FEV1 が、正常: > 90%、軽症: 70~89%、中等症: 40~69%、重症: < 40%
%FEV1
SpO2(室内気)
胸部画像所見
正常
90%以上
軽度
70%以上 90%未満
中等度
40%以上 70%未満
91%以上 95%以下
3~4 項目有り
重度
40%未満
<91%
5 項目有り
>95%
所見無し
1~2 項目有り
注:緑膿菌下気道感染症がある場合は、重症度を 1 段階上げる。
FEV1 予測値は 18 歳から 95 歳までは
FEV1(L)=0.036 × 身長(cm) - 0.028 × 年齢 - 1.178 (男性)
FEV1(L)=0.022 × 身長(cm) - 0.022 × 年齢 - 0.005 (女性)
6歳から 18 歳までの幼児・未成年者では
FEV1(L)=3.347 – 0.1174 × 年齢(歳) + 0.00790 × {年齢(歳)}2 – 4.831 × 身長(m) + 2.977 × {身長(m)}2 (男児)
FEV1(L)=1.842 + 0.00161 × {年齢(歳)}2 – 3.354 × 身長(m) + 2.357 × {身長(m)}2 (女児)