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参考資料3 診断基準等のアップデートの概要 (527 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46002.html
出典情報 厚生科学審議会・社会保障審議会(合同開催) 厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会(第73回 11/26)社会保障審議会小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病対策委員会(第4回 11/26)(合同開催)《厚生労働省》
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2)関節型若年性特発性関節炎
<診断基準>
Definite、Probable を対象とする。
A.症状
1.16 歳の誕生日以前に発症した6週間以上持続する慢性の関節炎
2. a 発症6か月以内の炎症関節が1~4か所に限局し、全経過を通して4か所以下の関節炎
b 発症6か月以内の炎症関節が1~4か所に限局し、発症6か月以降に5か所以上に関節炎がみられる
c 発症6か月以内の炎症関節が5か所以上に及ぶ関節炎
B.検査所見
1.HLA-B27 陰性
2.リウマトイド因子陰性
3.3か月2.3か月以上の期間をおいて少なくとも2回以上リウマトイド因子陽性
43.少なくとも一つ以上の画像所見で関節炎を反映した所見または関節破壊像を認める。
C.鑑別診断
関節リウマチ、乾癬性関節炎、付着部炎関連関節炎、他のリウマチ性疾患、血管炎症候群、感染症、炎症性
腸疾患、悪性疾患、キャッスルマン病、自己炎症性疾患
<診断のカテゴリー>
Definite:下記のいずれかに相当するもの
持続型少関節炎:A1 およびA2a ならびにB1.B2B1.およびB4B3を満たし、Cの鑑別すべき疾患を除外した
もの
進展型少関節炎:A1 およびA2b ならびにB1.B2B1.およびB4B3を満たし、Cの鑑別すべき疾患を除外した
もの
リウマトイド因子陰性多関節炎:A1 およびA2c ならびにB1.B2.B1およびB4B3.を満たし、Cの鑑別すべき
疾患を
除外したもの
リウマトイド因子陽性多関節炎:A1 およびA2c ならびにB1.B3B2.およびB4B3.を満たし、Cの鑑別すべき
疾患を
除外したもの
Probable:それぞれの Definite の基準において、B4B3を満たさないもの
<参考所見>
A. 症状
関節症状:関節痛、関節腫脹、熱感、可動域制限、朝のこわばり、亜脱臼/脱臼、関節強直