参考資料3 診断基準等のアップデートの概要 (256 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46002.html |
出典情報 | 厚生科学審議会・社会保障審議会(合同開催) 厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会(第73回 11/26)社会保障審議会小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病対策委員会(第4回 11/26)(合同開催)《厚生労働省》 |
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発症5~6年以内に皮膚硬化の進行及び内臓病変が出現するため、できる限り早期に治療を開始し、内臓
病変の合併や進行をできるだけ抑えることが極めて重要である。一方、「限局皮膚硬化型全身性強皮症」
では、その皮膚硬化の進行はなく、あってもごく緩徐である。また、肺高血圧症以外重篤な内臓病変を合併
することは少ないので、生命予後に関して過度に心配する必要はない。
○ 要件の判定に必要な事項
1.患者数(令和元年度医療受給者証保持者数)
最新の患者数は不明であるが、約2万人程度と推定される 26,728 人。
2.発病の機構
不明
3.効果的な治療方法
未確立(根治的療法なし。)
4.長期の療養
必要(内臓病変を合併し、進行性である。)
5.診断基準
あり(診断基準 2010 年から全身性強皮症の診断基準・重症度分類・診療ガイドラインに改訂)
6.重症度分類
全身性強皮症の重症度分類を用いて、皮膚、肺、心臓、腎、消化管のうち、最も重症度スコアの高いもの
がmoderate以上の患者を助成の対象とする。
○ 情報提供元
「強皮症・皮膚線維化疾患の診断基準・重症度分類・診療ガイドライン作成事業」
研究代表者 熊本大阪大学大学院生命医学系研究科皮膚科学研究部 皮膚病態治療再建学分野教授 尹
浩信 藤本 学