参考資料3 診断基準等のアップデートの概要 (65 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46002.html |
出典情報 | 厚生科学審議会・社会保障審議会(合同開催) 厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会(第73回 11/26)社会保障審議会小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病対策委員会(第4回 11/26)(合同開催)《厚生労働省》 |
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Dの再発を促進する因子予防に認可されている治療薬として知られるストレス、過労、感染症などを回避す
るよう患者の指導に努めることも重要でエクリズマブ、サトラリズマブ、イネビリズマブがある。MS、NMOSD
の急性期、慢性期には種々の対症療法が必要となる。リハビリテーションは多発性硬化症の回復期から慢
性期にかけての極めて重要な治療法である。
5.予後
MS は若年成人を侵し再発寛解を繰り返して経過が長期にわたる。視神経や脊髄、小脳に比較的強い
障害が残り、ADL が著しく低下する症例が少なからず存在する。NMOSD では、より重度の視神経、脊髄の
障害を起こすことが多い。
○ 要件の判定に必要な事項
1.患者数(平成 24 令和元年度医療受給者証保持者数)
17,07319,978 人
2.発病の機構
不明(自己免疫機序を介した炎症により脱髄が起こると考えられている。)
3.効果的な治療方法
未確立(根治療法なし。)
4.長期の療養
必要(再発寛解を繰り返し慢性の経過をとる。)
5.診断基準
あり(現行の特定疾患治療研究事業の診断基準から 2014 年版へ変更)
あり
6.重症度分類
総合障害度(EDSS)に関する評価基準を用いて EDSS4.5 以上、又は視覚の重症度分類において II 度、III
度、IV 度の者を対象とする。
○ 情報提供元
「神経免疫疾患のエビデンスに基づく神経免疫疾患の早期診断基準・重症度分類・治療アルゴリズムの確立研
究班」ガイドラインの妥当性と患者 QOL の検証」班
研究代表者 金沢医科大学医学部千葉大学大学院医学研究院 脳神経内科学 教授 松井真桑原 聡
研究分担者 九州大学大学院医学研究院東北医科薬科大学医学部 老年神経内科学分野 教授 吉良潤一
中島一郎
○ 付属資料
診断基準
重症度基準