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令和6年版厚生労働白書 全体版 (107 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/23/index.html
出典情報 令和6年版厚生労働白書(8/27)《厚生労働省》
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第1部

こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に

(こころの不調については、通院をためらうだろうと考えている人が多い)

また、通院する意向について、自覚症状が出た段階と診断を受けた段階に分けて尋ねた

9
図表 1-4-12 こころの不調・身体の病気に関する意識・行動に対する回答別割合
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【図1-4-12】 こころの不調・身体の病気に関する意識・行動に対する回答別割合
こころの不調
あてはまる

0%
予防のための取組みをしていると
思う

どちらかといえばあてはまる

10%

20%

12.1

30%

40%

60%

8.0

26.4

11.8

自覚したら学業・仕事を続けられ
るか心配になると思う

21.2
18.9

27

6.3

22.8

5.9

21.9

25.1

45.2

6.1

27.1

18.3

8.2

36.7

24.2

診断を受けたら病院に定期的に通
院すると思う

6.3

10.6

36.4

治療を受けたら治ると思う

16.4

11.2

39.7

24.4

29.2

自覚したら病院に定期的に通院す
ると思う

100%

9.8

12.3
23.2

25.4

90%
22.7

22.2

26.1
17.7

診断を受けたら学業・仕事を続け
られるか心配になると思う

80%

24.5

13.9

あてはまらない

14.5

44.6

診断を受けたら学校・職場に相談
すると思う

70%

28.9

30.5

診断を受けたら家族に相談すると
思う
自覚したら学校・職場に相談する
と思う

どちらかといえばあてはまらない

50%

21.8

自覚したら家族に相談すると思う

11

どちらともいえない

こころの健康を取り巻く環境とその現状

7場合でも、通院をためらうだろうと考えている人が多いと考えられる。
こころの不調は、身体の病気(がん)と比較して、自覚症状がある場合や診断を受けた
8
場合でも、通院をためらうだろうと考えている人が多いと考えられる。

1



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ところ、いずれの段階においても、通院すると思う人(「あてはまる」または「どちらか
ん)よりも少なかった(図表 1-4-12)。
5
といえばあてはまる」と回答した人。)の割合は、こころの不調のほうが身体の病気(が
こころの不調は、身体の病気(がん)と比較して、自覚症状がある場合や診断を受けた
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ん)よりも少なかった(図1-4-12)。



といえばあてはまる」と回答した人)の割合は、こころの不調のほうが身体の病気(が

24.1

18.1

5.4

5.2

42.6

8.5

4.4
6.4

身体の病気(がん)
あてはまる

0%
予防のための取組みをしていると
思う

どちらかといえばあてはまる

10%

20%

12.3

12.6

60%

25.7

29.0

23.1

17.3

49.3

17.7

24.7

8.1

4.5

7.4

35.2
5.0

17.1

23.7

4.8

21.5
17.8

21.7

93

9.2

36.7

24.2
57.8

100%

5.4
12.8

19.1

22.6

90%
23.5

10.5
19.7

34.0

診断を受けたら病院に定期的に通
院すると思う

80%

22.6

19.0

自覚したら病院に定期的に通院す
ると思う

70%

あてはまらない

12.8
26.6

14.4

18.0

診断を受けたら学業・仕事を続け
られるか心配になると思う

治療を受けたら治ると思う

50%

52.6

自覚したら学業・仕事を続けられ
るか心配になると思う

1
2
3
4

どちらかといえばあてはまらない

27.6

41.5

診断を受けたら家族に相談すると
思う

診断を受けたら学校・職場に相談
すると思う

40%

23.8

自覚したら家族に相談すると思う

自覚したら学校・職場に相談する
と思う

30%

どちらともいえない

44.9

4.5 4.2

13.1

3.7 3.8
7.0

5.6

資料:厚生労働省「少子高齢社会等調査検討事業」
資料:厚生労働省「少子高齢社会等調査検討事業」
(2023(令和(2023(令和5)年度)
5)年度)

(こころの不調は、若い世代ほど、身近に感じている人が多い)

5(こころの不調は、若い世代ほど、身近に感じている人が多い)
次に、こころの不調について、どの程度身近に感じるか尋ねたところ、身近に感じてい
6

次に、こころの不調について、どの程度身近に感じるか尋ねたところ、身近に感じてい
る人(「身近に感じる」または「どちらかといえば身近に感じる」と回答した人。以下同

7 る人(
じ。)の割合は、回答者全体でみると、身体の病気(がん)と比較して特段の差はなかっ
「身近に感じる」または「どちらかといえば身近に感じる」と回答した人。以下同
8 じ。
た。
)の割合は、回答者全体でみると、身体の病気(がん)と比較して特段の差はなかっ
9

10
11

た。

しかし、年代別にみると、身体の病気(がん)を身近に感じている人の割合は、回答者

全体の傾向と年代別の傾向に大きな差はみられない一方で、こころの不調については、若
い世代ほど身近に感じている人の割合が高く、20 歳代では7割以上に達するものの、70

しかし、年代別にみると、身体の病気(がん)を身近に感じている人の割合は、回答者

12

歳以上では3割未満にとどまり、世代間の認識に大きな差がみられた(図1-4-13)。

13

若い世代には、こころの不調に対する理解や共感が、他の世代よりも広まっていること

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がその背景にあると考えられる。

令和 6 年版

厚生労働白書

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