令和6年版厚生労働白書 全体版 (75 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/23/index.html |
出典情報 | 令和6年版厚生労働白書(8/27)《厚生労働省》 |
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こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に
第
図表精1-2-2
精神疾患を有する外来患者数の推移(年齢階級別内訳)
神疾患を
有する外来患者数の推移(年齢階級別内訳)
1
(単位:万人)
章
700
0.3
136.2
500
361.1
400
300
223.9
200
100
0
0.5
28.9
32.0
33.8
36.8
34.2
34.9
22.8
267.5
0.5
40.6
36.0
39.7
H14
290.0
287.8
0.6
51.4
1.0
64.2
39.9
43.3
1.0
84.9
47.8
33.3
37.8
45.5
389.1
不詳
75歳~
69.4
0.7
93.3
71.4
51.4
98.0
65~74歳
55~64歳
45~54歳
35~44歳
47.7
52.4
63.9
78.3
58.5
58.2
54.2
37.7
41.6
40.2
46.2
50.0
50.4
39.5
27.2
35.8
27.7
33.7
27.9
36.2
36.3
36.2
H17
H20
H23 (※1)
H26
H29
25~34歳
0~24歳
79.0
38.5
(※2)
R2
こころの健康を取り巻く環境とその現状
586.1
600
※1)H23年の調査では宮城県の一部と福島県を除いている。
※2)R2年から総患者数の推計方法を変更している。具体的には、外来患者数の推計に用いる平均診療間隔の算出において、前回診療日から調査日
までの算定対象の上限を変更している(H29年までは31日以上を除外していたが、R2年からは99日以上を除外して算出)。
資料:厚生労働省「患者調査」より厚生労働省障害保健福祉部で作成
資料:厚生労働省「患者調査」に基づき、厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部作成
MEMO
1
疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)と精神疾患
各種の精神疾患は、ICD(International
F10 - F19 精 神作用物質使用による精神及
Statistical Classification of Diseases and
び行動の障害(※ 1)
Related Health Problems:疾病及び関連
F20 - F29 統 合失調症、統合失調症型障害
保健問題の国際統計分類)のいずれかに統計
及び妄想性障害
上分類される。この ICD と精神疾患の関係
F30 - F39 気分[感情]障害(※ 2)
についてみてみよう。
F40 - F48 神 経症性障害、ストレス関連障
ICD とは、世界保健機関(WHO)の勧告
により、国際的に統一した基準で定められた
死因及び疾病の分類である。
日本では、この ICD に準拠する形で「疾
害及び身体表現性障害(※ 3)
F50 - F59 生 理的障害及び身体的要因に関
連した行動症候群
F60 - F69 成人の人格及び行動の障害
病、傷害及び死因の統計分類」という統計法
F70 - F79 知的障害<精神遅滞>
に基づく「統計基準」を定めており、公的統
F80 - F89 心理的発達の障害
計(人口動態統計、患者調査、社会医療診療
F90 - F98 小 児<児童>期及び青年期に通
行為別統計等)等における死因や疾病の分類
常発症する行動及び情緒の障害
などで広く利用している。
「疾病、傷害及び死因の統計分類」におい
ては、「第Ⅴ章
精神及び行動の障害(F00
- F99)」に、次の中間分類項目が含まれて
いる。
F99 詳細不明の精神障害
(※ 1)F10-F19「精神作用物質使用による精神及び行動の障
害」には依存症を含む。
(※ 2)F30-F39「気分[感情]障害」には双極性感情障害、
うつ病エピソードを含む。
(※ 3)F40-F48「神経症性障害、ストレス関連障害及び身体
表現性障害」には適応障害を含む。
なお、医療機関における精神疾患の「診断
F00 - F09 症状性を含む器質性精神障害
基準」としては、米国精神医学会の精神疾患
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厚生労働白書
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