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令和6年版厚生労働白書 全体版 (63 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/23/index.html
出典情報 令和6年版厚生労働白書(8/27)《厚生労働省》
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● 重大事態の発生件数は、923件(前年度706件)。
第 1 部 こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に
うち、法第28条第1項第1号に規定するものは448件(前年度350件)、同項第2号に規定するものは617件
(前年度429件)である。
● 文部科学省では、いじめ防止対策推進法第28条第1項のいじめの重大事態への対応について、学校の設置者

ガイドライン」を平成29年3月に策定している。



図表 1-1-41
いじめの重大事態
及び学校における法、基本方針等に則った適切な調査の実施に資するため、「いじめの重大事態の調査に関する

1

▍ いじめ防止対策推進法第28条第1項に規定する「重大事態」の発生件数



発生件数
923

1000

小学校

中学校

高等学校

特別支援
学校

800
2号重大事態
617

700
600
500
400

重大事態発生校数(校)

363

337

141

3

844

重大事態発生件数(件)

390

374

156

3

923

1号重大事態
448

300
100

発生件数

H26
449

H27
314

H28
396

H29
472

H30
598

R1
716

R2
512

R3
706

R4
923

1号重大事態

92

130

161

190

266

298

238

350

448

2号重大事態 385

219

281

330

420

513

345

429

617

162

187

96

3

448

生命

25

36

15

0

76

身体

33

38

14

1

86

精神

84

104

57

2

247

20

9

10

0

39

279

247

91

0

617

うち、第1号

200

0

合計

金品等

うち、第2号

※ 同法第28条第1項に規定する「重大事態」とは、

※ いじめ防止対策推進法第28条第1項において、学校の設置者又は学校
は、重大事態に対処するために調査を行うものとすると規定されており、
当該調査を行った件数を把握したもの。

第1号「いじめにより当該学校に在籍する児童等の生命、心身又は財産に
重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき」

※ 1件の重大事態が第1号及び第2号の両方に該当する場合は、

第2号「いじめにより当該学校に在籍する児童等が相当の期間学校を欠席
することを余儀なくされている疑いがあると認めるとき」

それぞれの項目に計上されている。

こころの健康を取り巻く環境とその現状

900

である。

資料:文部科学省「令和 4 年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果概要」

図表 1-1-42

いじめの態様別状況について

いじめの態様別状況

▍ いじめの態様別状況

(複数回答可)
0.0%

10.0%

20.0%

30.0%

40.0%

50.0%

60.0%

70.0%

56.4%
62.0%
59.4%

冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる。
46.6%

仲間はずれ、集団による無視をされる。

12.2%
9.0%
15.9%
6.5%
25.7%
14.3%

軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする。

8.4%
23.5%

ひどくぶつかられたり、叩かれたり、蹴られたりする。

6.8%
5.5%
3.0%
5.4%

金品をたかられる。

0.9%
0.9%
2.1%
1.1%

金品を隠されたり、盗まれたり、壊されたり、捨てられたりする。

嫌なことや恥ずかしいこと、危険なことをされたり、させられたりする。

パソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌なことをされる。

● 小・中学校及び特別支援学校においては、「冷やか
しやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われ
る」が最も多く、続いて「軽くぶつかられたり、遊ぶ
ふりをしてたたかれたり、蹴られたりする」が多い。
● 高等学校においては、「冷やかしやからかい、悪口
や脅し文句、嫌なことを言われる」が最も多く、続
いて「パソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌
なことをされる」が多くなっている。

5.5%
5.0%
4.3%
3.5%
10.3%
8.5%
7.0%
13.2%
1.8%
10.2%
16.5%

● 「パソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌なこ
とをされる。」の件数は全体で23,920件で、引き
続き増加傾向にある。
H27: 9,187件、H28:10,779件、
H29:12,632件、H30:16,334件、
R元:17,924件、R2: 18,870件、
R3:21,900件

8.6%
4.6%

その他

3.5%
7.5%
8.7%

小学校 構成比(%)

中学校 構成比(%)

高等学校 構成比(%)

特別支援学校 構成比(%)

資料:文部科学省「令和 4 年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果概要」



配偶者からの暴力(DV)

(配偶者や交際相手からの暴力に関する相談件数は、高止まりしている)
配偶者や交際相手からの暴力に関する相談件数は、近年、高水準で推移している。内閣
府によると、2022(令和 4)年度に全国の配偶者暴力相談支援センターで受理した相談

令和 6 年版

厚生労働白書

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