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令和6年版厚生労働白書 全体版 (321 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/23/index.html
出典情報 令和6年版厚生労働白書(8/27)《厚生労働省》
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第2部

現下の政策課題への対応

す。さらに、創薬研究開発に必要な支援基盤の構築に取り組む。
②医療機器・ヘルスケアプロジェクトにおいては、AI・IoT 技術や計測技術、ロボティ
クス技術等を融合的に活用し、診断・治療の高度化や、予防・QOL 向上等に資する医
療機器・ヘルスケアに関する研究開発を行う。
③再生・細胞医療・遺伝子治療プロジェクトにおいては、再生・細胞医療・遺伝子治療の
実用化に向け、細胞培養・分化誘導等に関する基礎研究、疾患・組織別の非臨床・臨床
研究や製造基盤技術の開発、疾患特異的 iPS 細胞等を活用した難病等の病態解明・創薬
研究及び必要な基盤構築を行う。また、遺伝子治療について、遺伝子導入技術や遺伝子
編集技術に関する研究開発を行う。さらに、再生・細胞医療と遺伝子治療の一体的な研
究開発や臨床研究拠点の整備を進めるとともに、革新的な研究開発・基盤整備を進め
る。
④ゲノム・データ基盤プロジェクトにおいては、ゲノム・データ基盤の整備・利活用を促
進し、ライフステージを俯瞰した疾患の発症・重症化予防、診断、治療等に資する研究
開発を推進することで、病態解明を含めたゲノム医療、個別化医療の実現を目指す。
⑤疾患基礎研究プロジェクトにおいては、医療分野の研究開発への応用を目指し、脳機
能、免疫、老化等の生命現象の機能解明や、様々な疾患を対象にした疾患メカニズムの


解明等のための基礎的な研究開発を行う。
研究体制を構築し、新規モダリティの創出に向けた画期的なシーズの創出・育成等の基
において、シーズの発掘・移転や質の高い臨床研究・治験の実施のための体制や仕組み
を整備するとともに、リバース・トランスレーショナル・リサーチや実証研究基盤の構
築を推進する。
第 2 期においても、医療分野の研究開発の推進に関係省庁と連携して取り組むこととし
ている。
なお、医療分野の研究開発以外の厚生労働行政の推進に資する研究については、厚生労
働省が実施している(2024 年度厚生労働科学研究費補助金等約 91 億円)


令和 6 年版

厚生労働白書

医療関連イノベーションの推進

礎的研究や、国際共同研究を実施する。また、橋渡し研究支援機関や臨床研究中核病院

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⑥シーズ開発・研究基盤プロジェクトにおいては、アカデミアの組織・分野の枠を超えた

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