令和6年版厚生労働白書 全体版 (166 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/23/index.html |
出典情報 | 令和6年版厚生労働白書(8/27)《厚生労働省》 |
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こころの不調を抱える人が必要な時に適切な医療を受けられる医療提供体制を実現する
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ため、オンライン精神療法についても、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」
の考え方に沿った提供体制を構築し、適正かつ幅広い活用を図っていくことが期待される。
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図表 3-2-2
情報通信機器を用いた精神療法に係る指針
【図3-2-2】
情報通信機器を用いた精神療法に係る指針
第
章
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こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に
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資料:厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部作成
資料:厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部作成
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(3)長期在院者などの地域社会への移行
(3)
長期在院者などの地域社会への移行
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(長
期在院者への支援に当たっては、医療機関と市町村等の連携強化が必要である)
(長期在院者への支援に当たっては、医療機関と市町村等の連携強化が必要である)
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精神科医療機関に長期在院している人(以下「長期在院者」という。)への支援につい
12 精神科医療機関に長期在院している人(以下「長期在院者」という。
ては、これまで精神医療の課題とされてきた側面があるが、長期在院者が地域で生活をす
)への支援につい
13ては、これまで精神医療の課題とされてきた側面があるが、長期在院者が地域で生活をす
るためには、障害福祉サービス等を含む地域の基盤整備が重要であり、地域の体制整備や
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福祉の課題でもある。
るためには、障害福祉サービス等を含む地域の基盤整備が重要であり、地域の体制整備や
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「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」は、こうした課題に対して、自治体を
福祉の課題でもある。
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中心とした地域精神保健医療福祉の一体的な取組みを推進するものであり、引き続き、市
17 「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」は、こうした課題に対して、自治体を
町村と精神科医療機関、精神保健医療福祉に携わる地域の関係機関の顔のみえる関係の構
中心とした地域精神保健医療福祉の一体的な取組みを推進するものであり、引き続き、市
町村と精神科医療機関、精神保健医療福祉に携わる地域の関係機関の顔のみえる関係の構
築と連携の強化に努める必要がある*5。
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その際、長期在院者の病状等のアセスメントや、生活に関する支援ニーズのアセスメン
トが重要であることから、精神科医療機関は、積極的に市町村等や精神保健医療福祉に携
わる地域の関係機関等と連携を図り、本人が十分な情報を得た上で意思・意向を表明でき
るよう、支援をつなぐ役割を担うことが期待される。
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令和 6 年版
地域精神保健・障害福祉における市町村の具体的な取組みの一つとして、長期在院者への支援について、精神科病院との連携協力のもと
で、長期在院者に対するニーズ調査等を実施するとともに、直接、精神科病院を訪問し、長期在院者との面接を通じて、ニーズに応じた
支援を行っている自治体が報告されている。
厚生労働白書