第
章

1

全体の傾向と年代別の傾向に大きな差はみられない一方で、こころの不調については、若
い世代ほど身近に感じている人の割合が高く、20 歳代では 7 割以上に達するものの、70
歳以上では 3 割未満にとどまり、世代間の認識に大きな差がみられた（図表 1-4-13）。

こころの健康を取り巻く環境とその現状

＜ 参 考 ３ ＞若い世代には、こころの不調に対する理解や共感が、他の世代よりも広まっていること
「こころの健康に対する人々の意識」関係④
がその背景にあると考えられる。

●こころの不調は、若い世代のほうが身近に感じている人の割合が高い。
図表 1-4-13 こころの不調・身体の病気に関する身近さに対する回答別割合（年代別）
こころの不調

こころの不調

身近に感じる
0%
全

10%

体

どちらかといえば身近に感じる

どちらかといえば身近に感じない

20%

50%

30%

40%

21.9

20-29歳

32.5

37.1

25.5

8.8

70-89歳

18.4

8.9

17.8

9.6

14.6

34.0

20.8

9.3

27.0

27.6

100%

21.8

32.9

15.4

60-69歳

90%
17.1

44.5

31.8

50-59歳

80%

41.6

28.1

40-49歳

70%
28.5

31.1

30-39歳

60%

身近に感じない

23.0

41.6

28.8

身体の病気（がん）
身体の病気（がん）

身近に感じる
0%
全

10%

どちらかといえば身近に感じる

どちらかといえば身近に感じない

20%

50%

30%

40%

令和 6 年版

70%

80%

90%

100%

体

17.9

36.7

31.1

14.3

20-29歳

16.5

38.5

28.8

16.2

30-39歳

14.2

37.4

32.8

40-49歳

18.8

39.1

50-59歳

17.9

36.2

30.3

60-69歳

19.0

33.7

34.2

70-89歳

19.2

36.0

資料：厚生労働省「少子高齢社会等調査検討事業」
（2023（令和 5）年度）

92

60%

身近に感じない

厚生労働白書

15.6
33.0

29.0

9.1
15.7
13.1
15.8

（資料）厚生労働省「少子高齢社会等調査検討事業」（2023（令