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令和6年版厚生労働白書 全体版 (165 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/23/index.html
出典情報 令和6年版厚生労働白書(8/27)《厚生労働省》
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第1部

こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に

また、緊急のニーズへの対応時では、入院治療(急性期)へのアクセスに加え、受診前
相談や入院外医療(夜間・休日診療、電話対応、在宅での診療、訪問看護等)について、
都道府県等が精神科病院、精神科訪問看護を行う訪問看護事業所等と連携しながら必要な
体制整備に取り組むことが望ましい。
(オンライン精神療法の適正かつ幅広い活用が期待される)
精神医療の提供体制の充実は、
「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」を構成

制に参画すること、④「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の構築に資する拠
点機能を果たすことが挙げられており、厚生労働省では、これまでも「精神障害にも対応
した地域包括ケアシステム」の構築に資する医療提供体制の充実を図る取組みを行ってき
た。
地域における精神医療の提供のあり方の一つとして、情報通信機器を用いた精神療法
(オンライン精神療法)の活用も考えられる。オンライン精神療法については、2024(令
和 6)年度診療報酬改定において、「情報通信機器を用いた精神療法に係る指針」を踏ま
え、情報通信機器を用いて通院精神療法を実施した場合について、新たな評価を行うこと
とされた(図表 3-2-2)

こころの不調を抱える人が必要な時に適切な医療を受けられる医療提供体制を実現する
ため、オンライン精神療法についても、
「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」
の考え方に沿った提供体制を構築し、適正かつ幅広い活用を図っていくことが期待され
る。

令和 6 年版

厚生労働白書

3

こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に

医」機能を果たすこと、②地域精神医療における役割を果たすこと、③精神科救急医療体



関に求められる機能として、①ケースマネジメントを含む、いわゆる「かかりつけ精神科



する重要な要素でもある。こころの不調を抱える人がかかりつけとしている精神科医療機

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