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令和6年版厚生労働白書 全体版 (183 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/23/index.html
出典情報 令和6年版厚生労働白書(8/27)《厚生労働省》
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第1部

こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に

べきことである」と考える人は、世代が若くなるほど同年代の男女間の意識差が縮まる傾
向にあり、20 代の男女では、ほぼ差がなかった(図表 3-3-3)。
我が国の将来を担う若い世代に根づきつつある新しい人生観が、彼ら・彼女たちの人生
第2節 根付きつつある新たな生活様式・働き方 ~家事・育児等を取り巻く状況~
において実現できる社会としていくことが、こころの健康と向き合い、健やかに暮らすこ

・家事・育児等について、女
女 性 で は 年 代 が 高 い 方 が 、 男 性 で は 年 代 が 低 い 方 が 、「 自 分 が 率 先 し て す る べ きこ
とのできる社会の実現においても非常に重要であるといえるだろう。

である」と回答する割合が大きい傾向にある。



・同年代の男女で比較すると、50~60代では男女で10%ポイント以上差異があるが、年代が低くなるほど男女
の差異が小さくなり、220代では、ほとんど差異が見られない(女性70.1%、男性69.8%)。
図表 3-3-3
根づきつつある新たな生活様式・働き方(家事・育児等を取り巻く状況)
特‐67図 家事・育児等への考え方(自分が率先してするべきことである)
10

20

30

40

50

60

女性

70

70.1

男性

69.8

90

3

100 (%)

男性

20代

女性

差0.3%ポイント
74.2

30代
72.0 差2.2%ポイント

男性
女性

77.1

40代
男性

69.7

女性

差7.4%ポイント
79.4

50代
男性

66.6

女性

差12.8%ポイント
78.0

60代
男性

61.1

差16.9%ポイント

(備考)1.「令和4年度 新しいライフスタイル、新しい働き方を踏まえた男女共同参画推進に関する調査」(令和4年度内閣府委託調査)より作成。
2.「そう思う」「どちらかといえばそう思う」の累計値。

0

資料:内閣府「令和 5 年版男女共同参画白書」に基づき、厚生労働省政策統括官付政策立案・評価担当参事官室作成

第4節

こころの健康と向き合う一人ひとりの取組み

こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に

女性

80



0

第 1 章第 4 節でみたように、過去 20 年間で人々の健康に対する意識は変わりつつある。
心身の総合的な健康に対するリスク要因として、特にこころの健康に対するリスク要因へ
の意識が、時代とともに少しずつ強まっている可能性が読み取れた。そのような人々のこ
ころの健康に対する意識の高まりを確実に捉えながら、一人ひとりが積極的にこころの健
康と向き合う取組みを、社会として支えていく必要がある。

1 日常生活を整える

(1)健康づくりのための睡眠ガイド 2023

(より多くの国民が良い睡眠を習慣的に維持するために、睡眠ガイドが策定された)
第 1 章では、睡眠時間がこころの健康を確保する上で重要な要素であるにもかかわらず、
我が国の睡眠時間は、国際的にみても短くなっていることについて述べた。また、人々が
自身の健康を判断するポイントとして、睡眠時間を重視する傾向が強まっている可能性に
ついても指摘した。
心身の健康を保ち、生活の質を高めていくためには、睡眠の量(睡眠時間)と質(睡眠

令和 6 年版

厚生労働白書

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