令和6年版厚生労働白書 全体版 (224 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/23/index.html |
出典情報 | 令和6年版厚生労働白書(8/27)《厚生労働省》 |
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章
1
働き方改革の推進などを通じた労働環境の整備など
「厚生労働省ものづくりマイスター」シンボルマーク(2015 年 2 月決定)
2 各種技能競技大会等の推進*17
技能者に技能向上の目標を与えることにより、効果的な技能習得意欲の向上、ものづく
り分野の裾野の拡大や技能者の社会的評価の向上を図るとともに、若年者を始めとした国
民各層に技能の素晴らしさ、重要性をより深く浸透させることにより技能尊重気運の醸成
を図るため、以下の技能競技大会について、実施及び参加を行っている。
①技能五輪国際大会
青年技能者(原則 22 歳以下)を対象に、技能競技を通じ、参加国・地域の職業訓練の
振興及び技能水準の向上を図るとともに、国際交流と親善を目的として開催される大会で
ある。1950(昭和 25)年に第 1 回が開催され、1973(昭和 48)年から原則 2 年に 1 度
開催されており、我が国は 1962(昭和 37)年の第 11 回大会から参加している。
直近では、2022(令和 4)年 10 月に中国・上海で「第 46 回技能五輪国際大会(上海
大会)
」が新型コロナウイルス感染症の影響により中止となり、その代替として第 46 回技
能五輪国際大会(特別開催)が 9 月から 11 月にかけて競技職種ごとに我が国を含む 15 か
国で開催された。我が国では、京都府の京都市勧業館みやこめっせにおいて、
「情報ネッ
トワーク施工」
、「光電子技術」及び「再生可能性エネルギー」の 3 職種の競技が行われ、
14 の国・地域から 21 名の選手が参加した。日本選手は「情報ネットワーク施工」、「再生
可能性エネルギー」で金メダルを、
「光電子技術」で銅メダルを獲得した。日本選手団は、
上記 3 職種を含む 51 職種の競技に参加し、
「産業機械」や「メカトロニクス」等の 8 職種
で金メダルを獲得したほか、銀メダル 5 個、銅メダル 5 個、敢闘賞 16 個を獲得し、金メ
ダルの国別獲得数では世界第 3 位の成績を収めた(第 1 位中国(21 個)、第 2 位韓国(11
個)
)
。
次回の第 47 回大会は、2024(令和 6)年 9 月にフランス・リヨンで開催される。
2023(令和 5)年 11 月に 2028(令和 10)年の技能五輪国際大会を日本(愛知県)へ
招致することを表明した。実現すれば、日本では、1970(昭和 45)年の東京、1985(昭
和 60)年の大阪、2007(平成 19)年の静岡に引き続き、4 回目の開催となる。また、
2023 年 11 月にアラブ首長国連邦・アブダビで開催された技能五輪アジア大会を活用す
るなど、国内外に向けた招致活動に取り組んだ。
* 17 各種技能競技大会を紹介したホームページ
①技能五輪国際大会 https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/kokusai/index.html
②技能五輪全国大会 https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/zenkoku/index.html
③若年者ものづくり競技大会 https://www.javada.or.jp/jyakunen20/index.html
④技能グランプリ https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/ginogpx/index.html
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厚生労働白書