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令和6年版厚生労働白書 全体版 (43 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/23/index.html
出典情報 令和6年版厚生労働白書(8/27)《厚生労働省》
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第1部

こころの健康と向き合い、健やかに暮らすことのできる社会に

他方で、約 7 割の労働者は、理想の睡眠時間を取れていないとされている。厚生労働省

また、理想の睡眠時間と実際の睡眠時間の乖離時間は、
「理想の睡眠時間より 1 時間不
いで「6~7時間未満」の
35.2%であった。また、理想の睡眠時間と実際の睡眠時間の乖離
足」が 39.6%で最も多い(図表
1-1-25)。理想の睡眠時間と実際の睡眠時間の乖離時間
時間は、
「理想の睡眠時間より1時間不足」が
39.6%で最も多く、次いで「理想の睡眠時間
以上睡眠がとれている」
が 30.7%、
「理想の睡眠時間より2時間不足」
が 21.3%であった(第
別のうつ傾向・不安(K6)をみると、乖離が大きくなるにつれて、
「うつ傾向・不安なし」
3-2-1-14
図)。
の人の割合が減少する傾向がみられる(図表
1-1-26)。



3

図表
1-1-25 図
理想の睡眠時間と実際の睡眠時間及びその乖離時間(就業者調査)
第 3-2-1-14
理想の睡眠時間と実際の睡眠時間及びその乖離時間(就業者調査)

過労死等をめぐる調査・分析結果



こころの健康を取り巻く環境とその現状

~628.9%であった。一方で、実際の睡眠時間は「5~6時間未満」が
時間未満」が 35.5%で最も多く、次いで「6~7 時間未満」の 35.2%であった。

35.5%で最も多く、次

1



が行った調査によると、労働者の理想の睡眠時間は、「7~8 時間未満」が 45.4%で最も
(睡眠の状況)
多く、次いで「6~7
時間未満」の 28.9%であった。その一方で、実際の睡眠時間は「5
理想の睡眠時間は、
「7~8時間未満」が
45.4%で最も多く、次いで「6~7時間未満」



(約 7 割の労働者は、理想の睡眠時間を取れていない)




理想の睡眠時間と実際の睡眠時間の乖離時間別のうつ傾向・不安(K6)は、乖離が大きく
なるにつれて「うつ傾向・不安なし」の者の割合が減少し、
「うつ傾向・不安あり」の者、
「う
つ病・不安障害の疑い」がある者及び「重度のうつ病・不安障害の疑い」がある者を合わせた
割合が増加する傾向がみられ、
「理想の睡眠時間より5時間不足」では、
「うつ傾向・不安なし」
(資料出所)労働安全衛生総合研究所社会労働衛生研究グループ「令和4年度過労死等に関する実態把握のための労働・社会面調査

資料:労働安全衛生総合研究所社会労働衛生研究グループ「令和
4 年度過労死等に関する実態把握のための労働・社会面調
の者が
33.3%、
「うつ傾向・不安あり」の者が 18.0%、
「うつ病・不安障害の疑い」がある者
研究」をもとに作成
査研究」に基づき、厚生労働省労働基準局作成

が 10.3%、
「重度のうつ病・不安障害の疑い」がある者が 38.5%であった(第 3-2-1-16 図)


1週間当たりの実労働時間別に理想の睡眠時間と実際の睡眠時間の乖離時間をみると、労
図表 1-1-26 理想の睡眠時間と実際の睡眠時間の乖離時間別うつ傾向・不安(就業者調査)
理想の睡眠時間と実際の睡眠時間の乖離時間別うつ傾向・不安(就業者
働時間が長くなるにつれて乖離が大きくなる傾向があり、
「60 時間以上」では、
「理想の睡眠
第 3-2-1-16 図
調査)
時間以上睡眠がとれている」が 22.3%、
「理想の睡眠時間より1時間不足」が 34.4%、
「理想











調









3

の睡眠時間より2時間不足」が 27.9%、「理想の睡眠時間より3時間不足」が 9.7%、
「理想
(第 3-2-1-15 図)。

第 3-2-1-15 図






1週間当たりの実労働時間別理想の睡眠時間と実際の睡眠時間の乖離時
間(就業者調査)

(資料出所)労働安全衛生総合研究所社会労働衛生研究グループ「令和4年度過労死等に関する実態把握のための労働・社会面調査

資料:労働安全衛生総合研究所社会労働衛生研究グループ「令和 4 年度過労死等に関する実態把握のための労働・社会面調
研究」をもとに作成
査研究」に基づき、厚生労働省労働基準局作成
(注)K6は、米国の Kessler らによって、うつ病・不安障害などの精神疾患をスクリーニングすることを目的として開発され、一

般住民を対象とした調査で心理的ストレスを含む何らかの精神的な問題の程度を表す指標として広く利用されている。6つの
質問について5段階(「まったくない」(0点)、「少しだけ」(1点)、「ときどき」(2点)、「たいてい」(3点)、
「いつも」(4点))で点数化し、合計点数が高いほど、精神的な問題がより重い可能性があるとされている。

理想の睡眠時間と実際の睡眠時間の乖離時間別の主観的幸福感は、乖離が大きくなるにつれて、
幸福感が低くなる傾向がみられ、
「幸福感8」以上の割合は、
「理想の睡眠時間以上睡眠がとれて
(資料出所)労働安全衛生総合研究所社会労働衛生研究グループ「令和4年度過労死等に関する実態把握のための労働・社会面調査









調







研究」をもとに作成
いる」が 49.1%、
「理想の睡眠時間より1時間不足」が 40.7%、
「理想の睡眠時間より2時間不
(注)自営業者等及び会社役員は、就業時間を労働時間として算出。

足」が 27.0%、
「理想の睡眠時間より3時間不足」が 20.6%、
「理想の睡眠時間より4時間不足」
令和 6 年版

が 19.6%、
「理想の睡眠時間より5時間不足」が 12.8%であった(第 3-2-1-17 図)


厚生労働白書

過労死等をめぐる調査・分析結果

の睡眠時間より4時間不足」が 4.8%、「理想の睡眠時間より5時間不足」が 1.0%であった

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