令和6年版厚生労働白書 全体版 (62 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/23/index.html |
出典情報 | 令和6年版厚生労働白書(8/27)《厚生労働省》 |
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章
1
が「精神」であるものは、約 55%にあたる 247 件であった(図表 1-1-41)。
いじめの態様は、小学校、中学校、高等学校のいずれにおいても「冷やかしやからか
い、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる。」割合が最も高い(図表 1-1-42)。また、「パ
こころの健康を取り巻く環境とその現状
ソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌なことをされる。
」割合は増加傾向にあり、高
等学校では他の年代に比べてこの態様割合が高い。インターネットを介したいじめは、外
部からの見えにくさや匿名性の高さなどからエスカレートしやすく、また、インターネッ
ト上で拡散した画像や動画等の情報は消去することが極めて困難とされている。このた
め、こころの健康にとって極めて深刻な影響を及ぼしうることに留意する必要がある。
図表 1-1-40
いじめの状況
いじめの状況について
▍ いじめの認知件数の推移
▍ いじめの解消状況の推移(各年度末時点)
(件)
800,000
全校種・計
681,948
700,000
600,000
解消しているもの
525,773
(77.1%)
小学校
551,944
500,000
400,000
493,154
400,495
300,000
200,000
100,000
高等学校
15,568
小学校
中学校
高等学校
特別支援
学校
計
166,755
20,714
115,947
603
0
年度
解消に向けて取組中
155,229
(22.8%)
中学校
111,404
H26
H27
H28
H29
H30
R1
R2
R3
R4
H26
H27
H28
H29
H30
R1
R2
R3
R4
122,734 151,692 237,256 317,121 425,844 484,545 420,897 500,562 551,944
18.6
23.2
36.5
49.1
66.0
75.8
66.5
79.9
89.1
52,971 59,502 71,309 80,424 97,704 106,524 80,877 97,937 111,404
15.0
17.1
20.8
24.0
29.8
32.8
24.9
30.0
3.2
3.6
3.7
4.3
5.2
5.4
4.0
4.4
4.9
963
1,274
1,704
2,044
2,676
3,075
2,263
2,695
3,032
7.3
9.4
12.4
14.5
19.0
21.7
15.9
18.4
20.7
188,072 225,132 323,143 414,378 543,933 612,496 517,163 615,351 681,948
16.5
23.8
30.9
40.9
46.5
39.7
47.7
R2
R3
R4
● 小・中・高等学校及び特別支援学校におけるいじめの
認知件数は681,948件(前年度615,351件)であり、
前年度に比べ66,597件(10.8%)増加している。
34.3
11,404 12,664 12,874 14,789 17,709 18,352 13,126 14,157 15,568
13.7
721
H26
その他
946
(0.1%)
121,479
718
● 児童生徒1,000人当たりの認知件数は53.3件
(前年度47.7件)である。
● 年度末時点でのいじめの状況について、
解消しているものは525,773件(77.1%)であった。
53.3
※ 上段は認知件数、下段は1,000人当たりの認知件数
資料:文部科学省「令和 4 年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果概要」
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令和 6 年版
厚生労働白書
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