よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


令和6年版厚生労働白書 全体版 (269 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/23/index.html
出典情報 令和6年版厚生労働白書(8/27)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

第2部

現下の政策課題への対応

2 職場実習の実施
厚生労働省において、各府省における障害者の採用に向けた着実な取組みを推進するた
め、各府省等の人事担当者等を対象に、各府省が行う特別支援学校等と連携した職場実習
の実施に向けた支援を行った。
3 職場定着支援の推進
厚生労働省において、ハローワーク等に各府省から障害者の職場定着に関する相談を受

また、各府省が自ら職場適応に係る支援を適切に行えるようにするため、職員の中から
選任した支援者に必要な支援スキル等を付与する支援者向けセミナーを実施した。
内閣人事局において、就労支援機関等と連携し、各府省からの依頼に応じて、障害者雇
用に知見を有する専門家を一定期間、各府省の職場に派遣し、採用、定着、職業能力の開
発及び向上等に関する助言等を行う専門家派遣事業を実施した。

(2)障害者雇用ゼロ企業を含む中小企業に対する支援の推進
1 ハローワークにおける支援の連携・強化

障害者雇用ゼロ企業等に対して、企業支援向けの就職支援コーディネーター(2023
(令和 5)年度 126 人)を配置し、地域の関係機関と連携して、募集の準備段階から採用

2

女性、若者、高齢者等の多様な働き手の参画

援者を配置し、各府省からの要請等に応じて職場適応支援を実施した。



たほか、ハローワーク等に障害者の職場適応に係る支援経験や専門知識を有する専門の支



け付ける窓口を設置して、各府省において働く障害者やその上司・同僚からの相談に応じ

後の職場定着までの一貫した支援を行う「企業向けチーム支援」を実施している。加え
て、ハローワークが中心となって、障害者の採用が進まない中小企業等に対し、就労移行
支援事業所との面談会や見学会、職場実習を実施している。
一方、就職を希望する障害者に対して、障害者支援向けの就職支援コーディネーター
(2023 年度 280 人)を配置し、地域の就労支援機関等と連携して、就職から職場定着ま
で一貫した支援を行う「障害者向けチーム支援」を実施している。加えて、就職準備性を
高めることが必要な障害者を対象に、一般雇用に向けた心構え・必要なノウハウ等に関す
る就職ガイダンスや、管理選考・就職面接会を積極的に実施している。
また、就労支援機関等の職員や利用者などを対象に、就労支援セミナーや事業所見学会
等を実施し、企業と福祉分野の連携を推進している。
そのほか、障害者雇用に関する優良な中小事業主(常時雇用労働者数 300 人以下)に
対する認定制度(もにす認定制度)により、2023 年 9 月末時点で 331 事業主が認定を受
けている。認定を受けた事業主の障害者雇用に関する取組みを身近なロールモデルとして
周知することなどを通じ、地域全体の障害者雇用が一層推進されるよう取り組んでいる。
2 障害者の職場定着等に向けて事業主のニーズ等に寄り添った支援の充実
上記の「企業向けチーム支援」や、障害者の職場適応を容易にするための職場適応援助
者(ジョブコーチ)による支援を実施したほか、職場適応援助者(ジョブコーチ)の養成
を行った(2023 年度の職場適応援助者(ジョブコーチ)養成数 1,416 人)

障害者雇用を進める上で労務管理等に課題を抱える企業に対し、企業のニーズに応じ

令和 6 年版

厚生労働白書

253