「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書 (122 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html |
出典情報 | 「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(10/11)《厚生労働省》 |
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1
2
年齢
男性
女性
1~2 (歳)
4.63
4.33
3~5 (歳)
6.57
5.95
6~7 (歳)
7.55
6.63
8~9 (歳)
8.29
8.44
10~11 (歳)
9.16
8.94
12~14 (歳)
11.59
10.58
15~17 (歳)
13.01
10.63
18~29 (歳)
11.95
8.92
30~49 (歳)
11.33
9.59
50~64 (歳)
11.77
9.50
65~74 (歳)
10.74
9.41
75 以上(歳)
9.18
7.92
妊婦 2
9.33
授乳婦 2
9.33
平成 30・令和元年国民健康・栄養調査。
妊婦・授乳婦の調査対象人数が限定的であるため、妊娠可能年齢に該
当する妊娠・授乳をしていない女性における中央値。
5-3 健康の保持・増進
5-3-1 欠乏の回避
完全静脈栄養を補給されている者では、n-6 系脂肪酸欠乏症が見られ、リノール酸 7.4~8.0g/日あ
るいは 2%エネルギー投与により、欠乏症が消失する 24–28)。したがって、n-6 系脂肪酸は必須脂肪酸で
ある。リノール酸以外の n-6 系脂肪酸も理論的に考えて必須脂肪酸である。
n-6 系脂肪酸の必要量を算定するために有用な研究は存在しない。したがって、推定平均必要量を
算定することができない。その一方で、日常生活を自由に営んでいる健康な日本人には n-6 系脂肪酸
の欠乏が原因と考えられる皮膚炎等の報告はない。そこで、現在の日本人の n-6 系脂肪酸摂取量の中
央値を用いて目安量を算定した。
5-3-1-1 目安量の策定方法
・成人・高齢者・小児(目安量)
平成 30・令和元年国民健康・栄養調査から算出された n-6 系脂肪酸摂取量の中央値を 1 歳以上の目
安量(必須脂肪酸としての量)とした。なお、必要に応じて前後の年齢区分における値を参考にして
値の平滑化を行った。
・乳児(目安量)
母乳は、乳児にとって理想的な栄養源と考え、母乳脂質成分 29,30)と基準哺乳量(0.78 L/日)31,32)か
ら目安量を設定した。0~5 か月の乳児は母乳(又は乳児用調製乳)から栄養を得ているが、6 か月頃
の乳児は離乳食への切替えが始まる時期であり、6~11 か月の乳児は母乳(又は乳児用調製乳)と離
乳食の両方から栄養を得ている。この時期は幼児への移行期と考え、0~5 か月の乳児の目安量と 1~
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