「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書 (33 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html |
出典情報 | 「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(10/11)《厚生労働省》 |
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耐容上限量についても、推定平均必要量、目安量と同様に、理論的かつ十分に信頼できる外挿方法
は存在していない。そこで、十分なエビデンスが存在しない年齢区分については、基本的に次の 2 つ
の方法のいずれかを用いて値を算定することにした。
耐容上限量の参照値が体重 1 kg 当たりで与えられる場合は、
X= X0×W
を用いた。ただし、
X :求めたい性・年齢区分の耐容上限量(1 日当たり摂取量)
X0 :耐容上限量の参照値(体重 1 kg 当たり摂取量)
W :求めたい性・年齢区分の参照体位の体重
である。
耐容上限量の参照値が 1 日当たりで与えられる場合は、
X= X0×(W/W0)
を用いた。ただし、
X :求めたい性・年齢区分の耐容上限量(1 日当たり摂取量)
X0 :耐容上限量の参照値(1 日当たり摂取量)
W :求めたい性・年齢区分の参照体位の体重
W0 :耐容上限量の参照値が得られた研究の対象集団の体重の代表値(平均値又は中央値)
である。
3-6 値の丸め方
値の信頼度と活用の利便性を考慮し、推定平均必要量、推奨量、目安量、耐容上限量及び目標量に
ついて、基本的には表9に示す規則に沿って丸め処理を行った。これは、小児、成人、高齢者につい
て、男女共に、栄養素ごとに 1 つの規則を適用することにした。乳児、妊婦・授乳婦の付加量につい
ては、その他の性・年齢区分における数値で用いたものと同じ表示桁数を用いた。
丸め処理を行った後に、年齢区分間で大きな凹凸が生じないよう、必要に応じて数値の平滑化を行
った。ここに示した以外の方法で丸め処理を行った栄養素については、それぞれの項を参照されたい。
表9 値の丸め処理に関する基本的規則
値のおよその
中央値
計算方法
表示桁数
(X、Y に数値が入る。X は任意の
数値、Y は 0 又は 5)
0.5 前後
小数点以下 2 桁の数字で四捨五入を行う
0.X
1.0 前後
小数点以下 2 桁の数字で四捨五入を行う
X.X
5 前後
小数点以下 1 桁の数字が 0 か 5 になるように、四捨
五入と同じ要領で丸めを行う
X.Y
10 前後
小数点以下 1 桁の数字で四捨五入を行う
XX
50 前後
1 の桁の数字が 0 か 5 になるように、四捨五入と同
じ要領で丸めを行う
XY
100 前後
1 の桁の数字で四捨五入を行う
XX0
500 前後
10 の桁の数字が 0 か 5 になるように、四捨五入と同
じ要領で丸めを行う
XY0
1,000 前後
10 の桁の数字で四捨五入を行う
XX00
5,000 前後
100 の桁の数字が 0 か 5 になるように、四捨五入と
同じ要領で丸めを行う
XY00
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