「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書 (29 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html |
出典情報 | 「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(10/11)《厚生労働省》 |
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栄養素の指標の概念と特徴
栄養素の 5 種類の指標の概念とその特徴を値の算定根拠となる研究の特徴、値を考慮するポイン
ト及び摂取源と健康障害との関係という観点から整理し、それぞれ表にまとめた 21)。
栄養素の指標の概念と特徴―値の算定根拠となる研究の特徴―
推定平均必要量(EAR)
推奨量(RDA)
〔目安量(AI)〕
耐容上限量(UL)
目標量(DG)
値の算定根拠となる
主な研究方法
実験研究、疫学研究(介入
研究を含む)
症例報告
疫学研究
(介入研究を含む)
対象とする健康障害に
関する今までの報告数
極めて少ない~
多い
極めて少ない~
少ない
多い
栄養素の指標の概念と特徴―値を考慮するポイント―
推定平均必要量(EAR)
推奨量(RDA)
〔目安量(AI)〕
耐容上限量(UL)
目標量(DG)
算定された値を
考慮する必要性
可能な限り考慮する(回
避したい程度によって異
なる)
必ず考慮する
関連する様々な要因を
検討して考慮する
対象とする健康障害におけ
る特定の栄養素の重要度
重要
重要
他に関連する環境要因
が多数あるため一定で
はない
健康障害が生じるまでの典
型的な摂取期間
数か月間
数か月間
数年~数十年間
算定された値を考慮した場
合に対象とする健康障害が
生じる可能性
推奨量付近、目安量付近
であれば、可能性は低い
耐容上限量未満であれ
ば、可能性はほとんどな
いが、完全には否定でき
ない
ある(他の関連要因に
よっても生じるため)
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