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「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html
出典情報 「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(10/11)《厚生労働省》
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2-5-2 基本的な考え方
乳児・小児については、日本小児内分泌学会・日本成長学会合同標準値委員会による小児の体格評
価に用いる身長、体重の標準値 4)を参照体位とした。
一方、成人・高齢者については、現時点では、性別及び年齢区分ごとの標準値となり得る理想の体
位が不明なことから、これまでの日本人の食事摂取基準での方針を踏襲し、原則として利用可能な直
近のデータを現況値として用い、性別及び年齢区分ごとに 1 つの代表値を算定することとした。
なお、現況において、肥満の成人の割合が男性約 3 割、女性約 2 割である一方、20 歳代女性ではや
せの者の割合が 2 割程度見られる。また、高齢者においては、身長、体重の測定上の課題を有してい
る。今後、こうした点を踏まえ、望ましい体位についての検証が必要である。
2-5-3 算出方法等
●乳児・小児
日本小児内分泌学会・日本成長学会合同標準値委員会による小児の体格評価に用いる身長、体重の
標準値 4)を基に、年齢区分に応じて、当該月齢及び年齢区分の中央時点における中央値を引用した。
ただし、公表数値が年齢区分と合致しない場合は、同様の方法で算出した値を用いた。
●成人・高齢者(18 歳以上)
平成 30・令和元年国民健康・栄養調査の 2 か年における当該の性・年齢区分における身長・体重の
中央値とし、女性については、妊婦、授乳婦を除いて算出した。18 歳以上の成人全体を代表する参照
体位については、平成 30・令和元年の 2 か年分の人口推計(総務省)を用い、「地域ブロック・性・
年齢階級別人口÷地域ブロック・性・年齢階級別 国民健康・栄養調査解析対象者数」で重み付けをし
て、地域ブロック・性・年齢区分を調整した身長・体重の中央値を算出した。なお、地域ブロックは
国民健康・栄養調査で使用されている地域ブロックを指す。また、人口推計からは 18~29 歳の年齢
区分は設定できないため、15~19、20~24、24~29 歳の年齢階級を使用し、その際に 15~19 歳の年
齢階級については人口に 2/5 を乗じて 18~29 歳の年齢区分の人口に含めた。

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