「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書 (125 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html |
出典情報 | 「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(10/11)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
1
2
年齢
男性
女性
1~2 (歳)
0.70
0.69
3~5 (歳)
1.23
1.06
6~7 (歳)
1.41
1.21
8~9 (歳)
1.45
1.38
10~11 (歳)
1.73
1.66
12~14 (歳)
2.19
1.60
15~17 (歳)
2.19
1.75
18~29 (歳)
1.98
1.48
30~49 (歳)
2.07
1.66
50~64 (歳)
2.28
1.89
65~74 (歳)
2.62
2.25
75 以上(歳)
2.28
1.95
妊婦 2
1.61
授乳婦 2
1.61
平成 30・令和元年国民健康・栄養調査。
妊婦・授乳婦の調査対象人数が限定的であるため、妊娠可能年齢に該
当する妊娠・授乳をしていない女性における中央値。
6-3 健康の保持・増進
6-3-1 欠乏の回避
小腸切除や脳障害等のため経口摂取できず、n-3 系脂肪酸摂取量が非常に少ない患者において、鱗
状皮膚炎、出血性皮膚炎、結節性皮膚炎又は成長障害が確認され、n-3 系脂肪酸を与えたところ、こ
れらの症状が消失又は軽快したことが報告されている 38,39)。具体的には、0.2~0.3%エネルギーの n-3
系脂肪酸投与により皮膚症状は改善し 38,39)、1.3%エネルギーの n-3 系脂肪酸投与により体重の増加が
認められている 38)。しかしながら、n-3 系脂肪酸の必要量を算定するために有用な研究は十分には存
在しない。その一方で、日常生活を自由に営んでいる健康な日本人には n-3 系脂肪酸の欠乏が原因と
考えられる症状の報告はない。そこで、現在の日本人の n-3 系脂肪酸摂取量の中央値を用いて目安量
を算定した。
6-3-1-1 目安量の策定
・成人・高齢者・小児(目安量)
平成 30・令和元年国民健康・栄養調査から算出された n-3 系脂肪酸摂取量の中央値を 1 歳以上の目
安量(必須脂肪酸としての量:g/日)とした。なお、必要に応じて前後の年齢区分における値を参考
にして値の平滑化を行った。
115