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「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書 (366 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html
出典情報 「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(10/11)《厚生労働省》
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2 対象特性
2-1 妊婦・授乳婦
1 基本的事項
妊娠期及び授乳期は、本人に加えて、児のライフステージの最も初期段階での栄養状態を形づくる
ものとして重要である。
妊婦・授乳婦については、各栄養素の項において策定の根拠及び値を記述している。ここではその
要点を整理した。

2 妊婦
2-1 妊娠期の区分
日本産科婦人科学会による産科婦人科用語集・用語解説集(改訂第 4 版)1)では、妊娠期を妊娠初
期(~13 週 6 日)、妊娠中期(14 週 0 日~27 週 6 日)、妊娠末期(28 週 0 日~)の 3 区分としてい
る。この 3 区分を用いるが、食事摂取基準では妊娠末期を妊娠後期と呼ぶこととした。

2-2 妊婦の付加量(推定平均必要量、推奨量)、目安量
推定エネルギー必要量は、妊娠中に適切な栄養状態を維持し正常な分娩をするために、妊娠前と比
べて多く摂取すべきと考えられるエネルギー量を、妊娠期別に付加量として示した。
推定平均必要量及び推奨量の設定が可能な栄養素については、非妊娠時の年齢階級別における食事
摂取基準を踏まえた上で、妊娠期特有の変化、すなわち胎児発育に伴う蓄積量と妊婦の体蓄積量を考
慮し、付加量を設定した。
目安量の設定に留まる栄養素については、原則として、胎児の発育に問題ないと想定される日本人
妊婦の摂取量の中央値を用いることとし、これらの値が明らかでない場合には、非妊娠時の値を目安
量として用いることとした。
これらの値をまとめて表1に示す。

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