表３ 要因加算法によって求めたカルシウムの推定平均必要量と推奨量
年齢
（歳）

参照
体重
（kg）

(A)
(B)
(C)
体内
尿中
経皮的
(A)+(B)+(C)
蓄積量
排泄量
損失量
（mg/日） （mg/日） （mg/日） （mg/日）

見かけの
吸収率
（%）

推定平均
推奨量
必要量
（mg/日） （mg/日）

男性
1～2

11.5

99

37

6

143

40

357

428

3～5

16.5

114

49

8

171

35

489

587

6～7

22.2

99

61

10

171

35

487

585

8～9

28.0

103

73

12

188

35

538

645

10～11

35.6

134

87

15

236

40

590

708

12～14

49.0

242

111

19

372

45

826

991

15～17

59.7

151

129

21

301

45

670

804

18～29

63.0

38

134

22

195

30

648

778

30～49

70.0

0

145

24

169

27

627

753

50～64

69.1

0

144

24

168

27

621

746

65～74

64.4

0

136

23

159

25

637

764

75 以上

61.0

0

131

22

153

25

611

733

女性
1～2

11.0

96

36

6

138

40

346

415

3～5

16.1

99

48

8

155

35

444

532

6～7

21.9

86

61

10

157

35

448

538

8～9

27.4

135

72

12

219

35

625

750

10～11

36.3

171

89

15

275

45

610

732

12～14

47.5

178

109

18

305

45

677

812

15～17

51.9

89

116

19

224

40

561

673

18～29

51.0

33

115

19

167

30

555

666

30～49

53.3

0

118

20

138

25

552

663

50～64

54.0

0

120

20

139

25

558

669

65～74

52.6

0

117

20

137

25

547

656

75 以上

49.3

0

112

19

130

25

521

625

0.75

尿中排泄量：参照体重（kg） ×6 mg/日
経皮的損失量：尿中排泄量の約 1/6

要因加算法による値の算定に用いた諸量
・体内蓄積量
二重エネルギーＸ線吸収法（DXA 法）を用いて全身の骨塩量を測定した報告 66–75)を基に、性別及
び年齢区分ごとに平均骨塩量を算出し、年間増加骨塩量を求め、この値から性別及び年齢区分ごとの
年間カルシウム蓄積量を算出した。なお、日本人の小児を対象とした横断的な研究では、対象者が少
ない年齢もあるが、今回推定した蓄積量に近い値が報告されている 75)。6 歳以下については、年齢ご
との骨塩量増加量 76)に基づいて年間のカルシウム蓄積量を算出した。

257