よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書 (380 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html
出典情報 「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書(10/11)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

4 乳児期の月齢区分・小児の年齢区分と参照体位(『Ⅰ総論、2 策定の基本的事項』の 2-5 参照)
0~17 歳については、日本小児内分泌学会・日本成長学会合同標準値委員会による小児の体格評価
に用いる身長、体重の標準値 51)を参照体位とした(表2)。
各栄養素等の食事摂取基準については、前回と同様に、「出生後 6 か月未満(0~5 か月)」と「6
か月以上 1 歳未満(6~11 か月)」の 2 つに区分することとしたが、特に成長に合わせてより詳細な
区分設定が必要と考えられたエネルギーとたんぱく質については、
「出生後 6 か月未満(0~5 か月)」
及び「6 か月以上 9 か月未満(6~8 か月)」、「9 か月以上 1 歳未満(9~11 か月)」の 3 つの区分
で表した。
表2 参照体位(参照身長、参照体重)の月齢・年齢区分
性別
年齢等

男性

女性

参照身長(cm)

参照体重(kg)

参照身長(cm)

参照体重(kg)

(月)

61.5

6.3

60.1

5.9

6~11 (月)

71.6

8.8

70.2

8.1

6~8

(月)

69.8

8.4

68.3

7.8

9~11 (月)

73.2

9.1

71.9

8.4

1~2

(歳)

85.8

11.5

84.6

11.0

3~5

(歳)

103.6

16.5

103.2

16.1

6~7

(歳)

119.5

22.2

118.3

21.9

8~9

(歳)

130.4

28.0

130.4

27.4

10~11

(歳)

142.0

35.6

144.0

36.3

12~14

(歳)

160.5

49.0

155.1

47.5

15~17

(歳)

170.1

59.7

157.7

51.9

0~5

〔算出方法等〕
日本小児内分泌学会・日本成長学会合同標準値委員会による小児の体格評価に用いる身長、体重の標準値 51)を基に、年齢区分に
応じて、当該月齢及び年齢区分の中央時点における中央値を引用した。ただし、公表数値が年齢区分と合致しない場合は、同様
の方法で算出した値を用いた。

4-1 参照体位に用いた日本人小児の体格評価に関する基本的考え方
日本小児内分泌学会・日本成長学会合同標準値委員会では、10 年ごとに厚生労働省が行っている乳
幼児身体発育調査及び文部科学省が毎年行っている学校保健統計調査のデータを検討した結果を基
に、小児の体格評価に関する基本的な考え方をまとめ、公表している 51)。
本委員会では以下の 4 条件をなるべく満たすような年度の身長及び体重計測値を標準値とすることが最も妥当
であると考えた。
日本人小児において
①小児全年齢にわたる男女別、年齢別身体測定値を入手することができる年度であること
②成人身長の secular trend が終了した以降の年度であること
③成熟の secular trend が終了した以降の年度であること
④肥満増加傾向が明らかとなる以前の年度であること
これら 4 点を全て満たす年度はないことが判明したことから、①を必要条件とし、④よりも②及び③を重視し、
2000 年度データを基に算出した基準値を標準値として用いることにした。
文献 51 より抜粋。
注)secular trend:年代間の成長促進現象。

370