資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (144 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
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報告者の協力が得られず、追跡調査不能。
本例は、武田薬品工業株式会社が、モデルナ副反応報告サイトを通じて入手した医師による
副反応報告症例(TASK0020708)であり、医薬品医療機器総合機構を通じて入手した医師によ
る副反応報告症例(厚生労働省受付番号:v21122435)である。
2022/01/13 医師より追加情報を入手した。
2021/06/30 本剤 1 回目の接種。
心筋炎;
20793
心膜炎
2021/07/28 本剤 2 回目の接種。
2021/07/29 頭痛出現し、持続。
2021/07/30
11:00 心筋炎、心膜炎が発現。倦怠感あり。21:00 頃
2021/07/31
00:00 頃
嘔気が発現。
嘔気が増悪し、嘔吐。その後、締め付けられるような胸痛が出現し、
救急要請。来院時、血圧 90/61、HR 71 bpm、RR 13/分、BT 36.1℃。心電図で V2 から V6、
2、aVF で広範な ST 上昇あり。心エコーで下壁周りの壁運動がやや低下していた。CAG 施行
し、冠動脈は異常なし。LVG ではたこつぼ心筋症を否定。心筋炎・ 心膜炎の診断で入院となっ
た。CK 1,190、CK-MB 161 でピークアウト。血圧は 80 mmHg 台ではあったが、カテコラミン未
使用で経過。VPC 散発。一度非持続性心室頻拍を認めたものの、時間とともに電気的には安定
した。遅れて多少の胸水貯留があるも利尿剤使用することなく改善。ウイルスペア血清は異
常なし。
2021/08/11 症状の回復を認めた。
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