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資料1-2-3-2   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (164 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html
出典情報 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》
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09:10 血圧 100/63、酸素飽和度 98%へ改善。

アナフィラキシーの転帰は、軽快。

報告者の協力が得られず、追跡調査不能。

本例は、医薬品医療機器総合機構を通じて入手した医師による副反応報告症例(厚生労働省
受付番号:v21122889)である。

日付不明

接種前の体温:36 度 2 分。

2021/06/22
ギラン・
バレー症
候群;

反回神経
麻痺;

嚥下障
20918

害;

発声障
害;

筋力低
下;

頭痛

15:00 本剤 1 回目の接種(接種部位:左上腕)。

2021/07/02 右後頭側頭部の頭痛を自覚。

2021/07/06

08:00 嚥下障害が出現し、摂食困難となる。

2021/07/08 声が全くでなくなる。

2021/07/10 自然に声は出るようになるもかすれ声(嗄声)になった。他医受診し当院紹
介。

2021/07/12 耳鼻咽喉科受診し、嗄声(右反回神経麻痺)、嚥下障害を診断され精査開始。

2021/07/19 耳鼻咽喉科精査の結果、他科紹介された。神経診察にて比較的重度の嚥下障害
(かろうじてゼリーの飲み込みは可能)、嗄声、右上肢 MMT 低下を認めた。深部腱反射の低
下・ 消失は認めない。頭部 MRI での異常所見なし。COVID-19 ワクチン 1 回目接種より約 2 週
間経過してはいるが、ワクチン誘発性の神経免疫疾患(特に咽頭・ 頸部・ 上腕型ギラン・ バ
レ症候群の疑い)の可能性が否定できず当科入院精査となった。入院後、脳神経内科的検査
(脳脊髄液、血清各種抗体、神経自己免疫性抗体、神経生理学的検査等)を施行し評価し
た。結果、脳脊髄液、血清各種抗体の明らかな異常は認められなかった。神経生理学的検査
では伝導検査は正常範囲内であったが、針筋電図にて右上肢近位筋に脱神経所見を認めた。

2021/07/22 入院第 4 病日、発声が可能(嗄声の改善)と嚥下が自然と可能となったことで
自宅退院とし、以降当科外来での経過観察とした。

【ギラン・ バレ症候群調査票】

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