資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (559 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
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日本神経学会関東・ 甲信越地方会」で発表された症例であり、商品名
が特定されていないため、自社製品相当として報告するものである。
封入体筋炎は企業により重篤と判断された。
22711
81 歳男性患者が、COVID-19 mRNA ワクチン(商品名不明)接種 2 日後に嚥下障害が出現し、
封入体筋
封入体筋炎と診断した。
炎
処置、経過、転帰等の詳細は不明である。
患者の合併症及び併用薬の情報は不明である。
報告者の協力が得られず、追跡調査不能。
本例は、「第 674 回
日本内科学会関東地方会」で発表された症例であり、商品名が特定さ
れていないため、自社製品相当として報告するものである。
Stage1 の膜性腎症及びネフローゼ症候群は企業により重篤と判断された。
69 歳男性。10 年来の糖尿病で内服治療を受け、HbA1c 6%台、尿アルブミン/クレアチニン比
22712
ネフロー
10mg/gCr 未満、血圧 130/80mmHg 以下であった。1 回目の新型コロナウイルス mRNA ワクチン
ゼ症候
(商品名不明)接種数日後から尿の泡立ちを感じ、3 週間後の 2 回目の接種翌日の定期受診時
群;
糖尿病
尿蛋白 3+であったため当院紹介受診。尿蛋白/クレアチニン比 8.7g/gCr、血清アルブミン
1.4g/dL とネフローゼ症候群の状態で、血清クレアチニンも上昇傾向にあった。浮腫により体
膜性糸球
重も最大 8kg 増加した。尿潜血は陰性だった。腎生検を行った所、光顕では Masson 染色で一
体腎炎
部に微細な上皮下沈着物を認めるのみだったが蛍光抗体法で糸球体係蹄壁に IgG, C3 の沈着
があり stage1 の膜性腎症と診断した。ウイルス肝炎、悪性腫瘍、自己抗体は見られなかっ
た。プレドニゾロン 0.8mg/kg を 4 週間投与したが尿蛋白クレアチニン比は 2g/gCr 前後であ
ったためシクロスポリン 2mg/kg を追加したところ尿蛋白は同様であったが血清アルブミンの
改善傾向が見られた。
報告者の協力が得られず、追跡調査不能。
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