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資料1-2-3-2   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (758 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html
出典情報 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》
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【症例 1】64 歳女性

【主訴】紫斑

【現病歴】56 歳時にシェーグレン症候群の診断。mRNA 新型コロナウイルスワクチン(商品名
不明)接種後、3 週間後より四肢に紫斑、下腿に点状出血、鼻出血あり、当科外来受診。血小
板 2,000/μL と低下、免疫性血小板減少性紫斑病(ITP)と診断された。

追跡調査予定あり。
本例は、「第 63 回 九州リウマチ学会」で発表された症例であり、商品名が特定されていな
いため、自社製品相当として報告するものである。

免疫性血小板減少性紫斑病は企業により重篤と判断された。

同文献から他に 1 例報告されている。

免疫性血
23237

小板減少


強皮症
【症例 2】78 歳男性。

【現病歴】77 歳時に強皮症の診断。mRNA 新型コロナウイルスワクチン(商品名不明)接種後
3 ヵ月後より下血あり、当科受診。血小板 3,000/μL と低下、免疫性血小板減少性紫斑病
(ITP)と診断された。

追跡調査予定あり。
本例は、「第 38 回 日本心血管インターベンション治療学会近畿地方会」で発表された症例
である。
冠動脈
瘤;

23238

急性心筋

22 歳男性。2021 年 8 月に SARS-CoV-2 に対する本剤を 2 回接種した。2 回目の摂取後より 2 ヵ

梗塞;

月に及ぶ発熱あり。入院精査するも原因不明のまま退院したが退院 2 日後に胸痛あり救急受
診となった。高感度トロポニン I の上昇あり、緊急冠動脈造影にて両側冠動脈末梢部位の瘤

血管炎

状変化と右冠動脈房室枝の血栓閉塞を認めた。責任病変への経皮的冠動脈形成術後に左右冠
動脈を光干渉断層撮影で観察したところ、両側の冠動脈に血栓の付着に加え 3 層構造の不明
瞭化と内膜肥厚が認められた。本剤に伴う血管炎を疑い、入院翌日よりステロイド加療を開

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