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資料1-2-3-2   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (787 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html
出典情報 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》
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本例は、「第 119 回

日本内科学会総会・ 講演会」で発表され、「日本内科学会雑誌,111

(臨増):2022」に掲載された症例であり、商品名が特定されていないため、自社製品相当
として報告するものである。

Dense deposit disease 及び尿細管間質性腎炎は企業により重篤と判断された。

70 代男性、2021 年 6 月に COVID-19 mRNA ワクチン(商品名不明)を接種した。翌日、発熱、

23271

尿細管間

呼吸困難、膨隆疹を認め鎮痛薬を内服した。11 日後、呼吸困難出現。Cr 0.75 mg/dL、CRP 15

質性腎

mg/dL、胸水、縦隔リンパ節腫大、リンパ路病変などから原発性肺癌が疑われた。超音波気管

炎;

支鏡ガイド下針生検と胸水細胞診では悪性細胞はなく、SBT/ABPC の投与でリンパ節腫大は消
退した。50 日後、血尿、尿蛋白 0.8 g/gCr、Cr 1.38 mg/dL の進行性腎機能障害を認めた。

C3糸球
体症

【結果】抗 Scl-70 抗体、抗 CLβ2GP1 抗体陽性、C3 低値、ASO、IgG4 は正常、IC、抗 GBM 抗
体、ANCA は陰性であった。DLST は陰性。腎生検結果:光顕では軽度のメサンギウム細胞と基
質の増加、尿細管間質はびまん性に高度の炎症細胞浸潤を認め、IF では C3 優位で、IgG、IgM
が軽度に糸球体係蹄に沈着、EM では高度な管内増殖性変化と糸球体基底膜に連続的な肥厚・
濃染があり dense deposit disease(DDD)と診断した。PSL 50 mg 開始後 6 週の経過で Cr
1.98 から 1.4 mg/dL まで改善し C3 は正常化した。

追跡調査予定あり。
本例は、医薬品医療機器総合機構を通じて入手した医師による副反応報告症例(厚生労働省
受付番号:v2210001333)である。

2022/06/27 追加情報として、医薬品医療機器総合機構を通じて医師による副反応報告症例
不全単麻

(厚生労働省受付番号:v2210001336)を入手した。

痺;

感覚鈍
23272

麻;

異常感

喘息

日付不明

新型コロナウイルスワクチン(製品名不明)1 回目接種。

日付不明

新型コロナウイルスワクチン(製品名不明)2 回目接種。

覚;
2022/02/09

09:00 本剤 3 回目接種。

顔面麻痺
2022/03/07 午前、顔面神経麻痺、知覚異常が発現。左顔神経知覚障害・ しびれ、左上肢不
全麻痺、左上下肢のしびれを認めた。

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