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資料1-2-3-2   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (782 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html
出典情報 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》
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追跡調査予定あり。

本例は、「第 675 回

日本内科学会関東地方会」で発表された症例であり、商品名が特定さ

れていないため、自社製品相当として報告するものである。

62 歳、男性【主訴】腎機能障害【現病歴】30 代後半から糖尿病で内服加療されていたが
HbA1c 6.2%とコントロールは良好で、腎機能障害は認めていなかった。X-1 年 11 月下旬に娘の

尿細管間
23262
質性腎炎

糖尿病;

腎摘除

生体腎移植ドナーとして左腎を摘出し、その後 sCr 1.5mg/dL 前後で推移していた。X 年 7 月下
旬に SARS-CoV-2 に対する mRNA ワクチン(商品名不明)の 1 回目を接種し、3 週間後に前医で
sCr 7.1mg/dL と腎機能障害を指摘されたため当科に紹介された。接種後 38 日時点で sCr
7.25mg/dL、尿中β2MG 17,647ng/mL と腎機能の増悪を認め入院した。【入院後経過】開放腎生
検を施行し、尿細管間質に形質細胞やリンパ球の高度浸潤と、尿細管上皮細胞の核腫大や胞
体の平坦化を認め、急性尿細管間質性腎炎と診断した。mPSL 500mg を 3 日間静注投与後、後療
法は PSL 40mg/日で開始し、以降漸減した。11 月現在 sCr 2.85mg/dL まで改善している。

追跡調査予定あり。
本例は、「第 675 回

日本内科学会関東地方会」で発表された症例であり、商品名が特定さ

れていないため、自社製品相当として報告するものである。

SIAD 及び視神経脊髄炎スペクトラム障害は企業により重篤と判断された。
抗利尿ホ
ルモン不
適合分
泌;
23263
視神経脊

シェーグ

75 歳、男性【主訴】食思不振【現病歴】COVID-19 ワクチン(商品名不明)初回接種後に食思

レン症候

不振と頻回の吃逆を認め、2 回目接種後に同症状が増悪した。意識障害、記憶障害、血清



Na124mEq/L の低値を認め入院となった。低 Na 血症に対して輸液・ 食事での電解質補正を行っ

髄炎スペ

たが改善せず、尿浸透圧 332mOsm/L、血清浸透圧 250mOsm/L、血清 ADH2.5pg/mL、尿 Na 増加傾

クトラム

向より SIAD と診断した。SIAD に加え、Sjogren 症候群の既往、難治性吃逆、MRI で脳室周囲

障害

白質病変と胸髄正中に 1 椎体の信号異常、抗AQP−4抗体陽性を認めたことから視神経脊
髄炎スペクトラム障害(NMOSD)と診断した。PSL パルスでは症状改善せず、全血漿交換を開
始し、臨床症状と検査所見が改善傾向となった。

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