資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (786 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
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本例は、「第 676 回
日本内科学会関東地方会」で発表された症例であり、商品名が特定さ
れていないため、自社製品相当として報告するものである。
同文献から他に 1 例報告されている。
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心膜炎
【症例 2】21 歳、男性【主訴】胸部圧迫感【現病歴】X 年 Y 月 Z-1 日 COVID-19 mRNA ワクチン
(商品名不明)を接種後 39℃台の発熱があった。Y 月 Z 日に臥位で増悪する胸部圧迫感を自
覚し近医を受診したところ心電図変化を認めたため当院へ救急搬送された。心筋逸脱酵素の
上昇を認めず心エコーで異常はなかったが、心電図で広範な誘導に ST 上昇を認めたため急性
心膜炎を疑われ緊急入院となった。第 3 病日には心電図変化は改善、自覚症状は消失した。
追跡調査予定あり。
本例は、「第 676 回
日本内科学会関東地方会」で発表された症例である。
21 歳、男性【主訴】胸痛【現病歴】2021 年 X 月末に本剤の 2 回目を接種し、同日悪寒が出現
右脚ブロ
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ック;
心筋炎
した。翌日から発熱と胸痛を認め、当院救急外来を受診した。来院時、心筋トロポニン T の
上昇と不完全右脚ブロックを認め、経胸壁心臓超音波検査で側壁から下壁の壁運動低下を認
めた。CDC ガイドラインのワクチン後心筋炎の定義を満たし、他に胸痛の代替診断がないこと
から本剤接種後の心筋炎と診断し、同日当科に緊急入院となった。入院同日に解熱し、胸痛
も消失した。その後心電図で不完全右脚ブロックは消失し、経胸壁心臓超音波検査で壁運動
低下は改善していた。胸部症状や発熱の再燃がないことから、第 6 病日に退院した。
追跡調査予定あり。
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