資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (434 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
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日本内科学会関東地方会,2021」で発表された症例であり、商品名が
特定されていないため、自社製品相当として報告するものである。
右末梢性顔面神経麻痺は企業により重篤と判断された。
54 歳、女性【主訴】歩行時ふらつき、四肢脱力【病歴】X-24 日、X-3 日にそれぞれ新型コロ
脊髄炎;
ナウイルス mRNA ワクチン(商品名不明)を接種。X-14 日に右末梢性顔面神経麻痺を発症し、
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ステロイド投与で軽快。X-6 日から歩行時のふらつき、両下肢の筋力低下を自覚、X-2 日には
顔面麻痺
上肢の脱力が出現し、徐々に増悪し歩行困難となったため X 日に入院。四肢筋力低下、腱反
射亢進、左半身病的反射陽性、深部感覚異常、失調性歩行を認めた。血液・ 髄液検査に異常
なし。MRI で脳脊髄に異常所見を認めず、MEP、SEP で C5 レベル脊髄から延髄内側毛帯間での
伝導遅延を指摘した。脊髄炎を疑いステロイドパルス療法を施行、後療法をプレドニゾロン
50mg で開始し漸減した。治療開始後、筋力と歩行は改善し、独歩で自宅退院した。
報告者の協力が得られず、追跡調査不能。
本例は、医薬品医療機器総合機構を通じて入手した薬剤師による副反応報告症例(厚生労働
省受付番号:v21130850)である。
2021/08/02 本剤 1 回目の接種。
2021/08/11 倦怠感が出現。
2021/08/17 近医受診し、補液・ 吐気止め処方にて経過観察。
ギラン・
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バレー症
候群
脂質異常
症
2021/08/20 起床時、複視と顔面神経麻痺が出現。他院より紹介され救急外来受診。緊急性
は無いため、翌営業日に脳神経内科受診予定となった。
2021/08/23 当院脳神経内科受診し、精査目的で入院。
2021/08/27 から 08/29 までの 3 日間、多発神経炎に対して mPSL 1,000 mg/日を投与。
2021/09/02 症状軽快し、退院。
2021/09/03 精査の結果、抗 GMI 抗体陽性となり、ギラン・バレ症候群と診断された。
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