資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (494 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
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元気がない、眠そうの転帰は、不明。
追跡調査予定なし。
<解剖所見>
眼瞼結膜下、頭皮内面、腎孟粘膜下の溢血点発現。
頭部、顔面、胸部、四肢及び背面の表皮剥脱。四肢の軽度皮下出血。
脳の重量は 1,284.3 g。著変なし。
心臓の重量は 314.5 g。左室厚 1.2 cm、右室厚 0.3 cm。冠状動脈に軽度の動脈硬化。大動脈
に軽度の石灰化。
気管及び主気管支内に泡沫を含む赤褐色液貯留。
肺の重量は左が 614.7 g、右が 1,034.7 g。肺門部を圧すると泡沫を多量に含む赤褐色液を逸
する。
大動脈周囲に白色腫瘤。
<病理組織学的所見>
・ 冠動脈に石灰化を伴う軽度動脈硬化を認めるが、有意な狭窄を認めない。心臓の左心室心
筋に微小線維化を認める。肺では、肺胞内に異物を認める。その周囲に菌塊及び真菌を多数
認めるが、死後変化によると思われる。辺縁に気腫性変化を認める。肝臓では、小脂肪滴を
軽度に認め、グリソン領域に軽度リンパ球浸潤を伴う。大動脈周囲の白色腫瘤は全体に壊死
し、内部に出血を認める。その他内臓諸臓器にうっ血性の他、特記すべき異常を認めない。
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