資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (251 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
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15:15 胸痛の改善は見られず、本剤接種後の副反応疑いにて救急搬送となる。血圧 104/64、
脈拍 72、SPO2 99%。
胸痛、左上腕の発赤、そう痒、アナフィラキシー疑い、心膜炎疑いの転帰は、不明。
報告者の協力が得られず、追跡調査不能。
本例は、医薬品医療機器総合機構を通じて入手した医師による副反応報告症例(厚生労働省
受付番号:v21126728)である。
インフルエンザワクチン接種後、5 日間発熱した既往あり。
日付不明
接種前の体温:36 度 8 分。
2021/08/30
11:30(推定) 本剤 1 回目の接種。
11:35 頃(推定)
急に気分が悪いと訴え、救護室に搬入。救護室担当医と看護師が対応。気
分不良あったが、血圧は 100 以上あり、脈拍は 90 台。その後嘔吐し、気分不良増悪、呼吸状
アナフィ
21497
ラキシー
反応
態によっては狭窄音も聴取されるようになり、救急搬送となった。この間血圧は 100 以上あ
り、気道狭窄音がでている状態で、酸素投与前の SPO2 96%。点滴確保し、酸素投与開始(5
から 10L)。酸素投与開始後、SPO2 100%。経過中、意識消失はなかったが、気道狭窄は悪
化。
11:55(推定)
救急車到着。
12:05(推定)
ドクターカー到着。
12:07 救護室担当医とドクターカー担当医の指示でエピペン 0.3mg 使用。エピペン使用後は
呼吸音改善。
12:20(推定)
病院へ救急搬送。皮膚・ 粘膜症状なし。来院時も呼吸性喘鳴持続していたた
め、アナフィラキシーに準じてソル・ メドロール 125mg と H2 ブロッカーを使用し、症状は改
善。遅発型アレルギー予防にビラノア錠 20mg 処方。アナフィラキシーの診断で入院し、経過
観察した。
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