資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (704 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
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反応報告症例(TASK0022654)であり、医薬品医療機器総合機構を通じて入手した医師による
副反応報告症例(厚生労働省受付番号:v2210001183)である。
2021/08/10
SARS-CoV-2(コミナティ筋注)1 回目接種。
2021/08/31
SARS-CoV-2(コミナティ筋注)2 回目接種。
2022/03/28 本剤 3 回目接種。
2022/03/29 朝、頭痛、嘔気、発熱を認めた。カロナール服用で改善せず。夜、これまでに
経験したことのない痛みのため、当院救急外来を受診。頭部 CT で異常なく、高血圧を認め
ず。アセリオ 1,000 mg 点滴し、ロキソプロフェン頓服を処方し帰宅。
トロサ・
23190
ハント症
2022/04/01 再び頭痛が酷くなり、近医を受診。本剤接種後の通常の副反応と考えて SG 顆
候群;
粒、イミグラン、リリカにて対症療法を実施。
第3脳神
2022/04/02 動眼神経麻痺、視神経周囲炎が発現。
経麻痺;
2022/04/04 右眼瞼下垂、複視を認め、精査加療のため当院に紹介され入院。頭痛は右半分
視神経周
で右眼の奥に限局しており、右眼の流涙を認め、右眼瞼は完全に下垂、右眼球は外転以外動
囲炎;
かず、瞳孔は散瞳していた。頭部 MRI、MRA で脳動脈瘤を認めず、右視神経の浮腫、右視神経
周囲が造影剤で濃染されるなどの所見が見られた。元々視力に左右差はないが、入院後の右
視神経炎
眼視力は左より低下していた。Tolosa-Hunt 症候群、視神経炎、視神経周囲炎として、ステロ
イドパルス療法を実施。
日付不明
痛みは速やかに消失したが、眼瞼下垂、眼球運動障害は明らかな改善が見られな
かった。右瞳孔散大の程度は改善傾向が見られた。
2022/04/30 退院。
2022/05/16 後遺症として眼瞼下垂、複視が残る。
Tolosa-Hunt 症候群、動眼神経麻痺、視神経周囲炎、視神経炎の転帰は、回復したが後遺症あ
り。
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