資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (792 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
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日本眼科学会総会」で発表され、「日本眼科学会雑誌,126(臨増):
2022」に掲載された症例であり、商品名が特定されていないため、自社製品相当として報告
するものである。
視神経炎は企業により重篤と判断された。
同文献から他に 1 例報告されている。
23279
視神経炎
新型コロナウイルス mRNA ワクチン(商品名不明)接種後に発症した視神経炎。
症例 2:72 歳女性。2 回目のワクチン接種 10 日後に、右目の視力低下を自覚した。近医にて
右視神経乳頭浮腫を指摘され、頭蓋内病変精査目的に当院脳神経外科を受診した。初診時矯
正視力は両眼 1.2、右眼に視神経乳頭浮腫を認めた。限界フリッカ値は両眼とも正常であった
が、右眼に中心暗点を認めた。蛍光眼底造影検査で両眼視神経乳頭から蛍光漏出を認めた
が、頭部造影 MRI では異常は認めなかった。発症後 5 ヵ月経過時点の矯正視力は両眼 1.2 で
あったが、右眼の中心暗点はわずかに残存した。
追跡調査予定あり。
本例は、「第 126 回
日本眼科学会総会」で発表され、「日本眼科学会雑誌,126(臨増):
2022」に掲載された症例であり、商品名が特定されていないため、自社製品相当として報告
するものである。
視神経炎は企業により重篤と判断された。
同文献から他に 1 例報告されている。
23280
視神経炎
新型コロナウイルス mRNA ワクチン(商品名不明)接種後に発症した視神経炎。
症例 1:60 歳男性。2 回目のワクチン接種 14 日後に右眼、21 日後に左眼の急激な視力低下を
来した。初診時矯正視力右 0.02、左 0.7。限界フリッカ値は両眼とも低下、右眼に中心暗点
を認めた。造影 MRI で右視神経に造影効果を認めた。蛍光眼底造影検査では両乳頭より漏出
を認めた。メチルプレドニゾロン 1,000mg/日を 3 日間投与後、プレドニゾロン 40mg/内服へ
変更し、漸減・ 中止した。発症約 2 ヵ月後には矯正視力右 1.0、左 1.2 まで回復した。
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