本例は、当社 MR を通じて入手した医師による報告であり、医薬品医療機器総合機構を通じて
入手した医師による副反応報告症例（厚生労働省受付番号：v21122425）である。

2021/09/06 医師より追加情報を入手した。

キウイフルーツアレルギー、肥満体格を有する患者。

アシドー
シス;

変色吐
物;

心肺停
20802

止;

肺うっ
血;

日付不明

接種前体温：不明 。

2021/08/02

18：00 頃

本剤 1 回目の接種。

19：30 頃

特に症状の訴えなし。

20：00 頃

ベッドのほうからゴボッという音がして、確認したところ黄色吐物を少量認め

た。呼びかけに反応なく、顔色は不良であった。救急要請し、指示に従い心肺蘇生行為を開
始。

20：17 救急隊現着到時に心静止状態であり医師により挿管、アドレナリン投与しつつ搬
送。
誤嚥;
20：42 病院到着。来院時 JCS300、心静止、自発呼吸なし、瞳孔は左右とも径 6mm に散大、
過敏症

肥満体格で顔面含めた全身の皮膚色調不良で冷感あり。血液ガスにて著明なアシドーシスを
認めた。その後も蘇生処置が継続されたが反応なし。

22：06 死亡確認された。SARS CoV-2 抗原検査は陰性であった。

死因の検索のために行われた死亡後全身 CT では両肺にスリガラス陰影/コンソリデーション
を認めたが、心臓マッサージに伴う変化や肺うっ血、誤嚥などの可能性が考えられた。その
ほか、画像上心拡大傾向があり。特に右心系の拡大からは右心負荷が疑われた。

2021/08/03 遺体は警察を経て大学にて司法解剖が行われ、①顔面のうっ血、眼瞼結膜の溢
血点、脳の浮腫、肺うっ血など急性循環不全の所見、②喉頭蓋の浮腫、喉頭粘膜下点状出血
などのアレルギーを疑う所見を認めたと報告を受けた。正確な死因については不詳だが司法
解剖での所見からは急性循環不全/急性心臓死が疑われた。

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