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資料1-2-3-2   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (518 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html
出典情報 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》
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過換気の転帰は、回復。

報告者の協力が得られず、追跡調査不能。
本例は「第 673 回

日本内科学会関東地方会」で発表された症例であり、商品名が特定され

ていないため、自社製品相当として報告するものである。

完全房室

48 歳、男性

【主訴】意識消失

【現病歴】健康診断で洞性徐脈の指摘があった患者。X

ブロッ

日、コロナウイルス mRNA ワクチン(商品名不明)を接種し、X+2 日、発熱・ 全身倦怠感を自

ク;

覚した。X+5 日、倦怠感が持続し近医を受診したところ、2 度の意識消失発作を認め当院へ救
急搬送された。心電図では心拍数 30 回の完全房室ブロック、採血で高感度トロポニン-I の上

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心停止;

洞性徐脈

昇、経胸壁心臓超音波検査で EF30%の全周性の壁運動低下を認めた。5-10 秒の心拍停止を認
め緊急で一時的ペースメーカーを挿入した上で、緊急冠動脈造影検査を施行した。有意狭窄

心筋炎;

病変は認めず、心筋炎に伴う完全房室ブロックを疑い治療を開始した。入院後に心不全症状
が悪化し、一時強心薬を要したが、その後 ACE 阻害薬、NSAIDs などの薬剤治療で改善傾向と

意識消失

なった。心臓造影 MRI では全周性の遅延ガドリニウム造影を認め、心筋炎に矛盾しない所見
であった。入院 11 日目に退院となった。

報告者の協力が得られず、追跡調査不能。

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