資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (427 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
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本例は、医薬品医療機器総合機構を通じて入手した医師による副反応報告症例(厚生労働省
受付番号:v21130782)である。
2022/02/02 医師より追加情報を入手した。
2021/01 COVID-19 感染し、2 週間の自宅療養を行っていた。
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心筋炎
2021/10/09
15:00 本剤 1 回目の接種。
2021/10/10
37℃台の発熱が発現。
COVI
D−19
2021/10/12 近医受診するもカロナール処方され帰宅。
2021/10/13 発熱が継続し、腹痛症状も出現。
2021/10/14
01:00 急性心筋炎が発現。発熱、腹痛が継続していたため、当院へ救急搬送。
身体所見で奇脈なし。採血からは心筋逸脱酵素の上昇を認め、心臓エコー検査からは左室機
能の低下を確認。12 誘導心電図からも ST 変化を認め、急性心筋炎が疑われた。冠動脈造影検
査では有意狭窄は認めず、心筋生検検査からは心筋細胞間に CD3 陽性 T リンパ球を優位に認
め、高度の炎症細胞あり、リンパ球心筋炎の所見。著明なリンパ球浸潤を認め、急性心筋炎
に矛盾しない所見であった。同日ドブタミン(強心薬)開始、中心静脈カテーテルを挿入し
集中治療室での管理の下、入院となった。
日付不明
入院後も血圧や症状が不安定であったため、挿管のうえ人工呼吸器導入となり、
経皮的人工心肺装置と大動脈バルーンパンピングの導入、ステロイドパルス療法を行った。
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