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資料1-2-3-2   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (800 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html
出典情報 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》
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日付不明、血中ビリルビン(0.3-1.2):1.8 mg/dL、高値。総ビリルビンのベースライン値
は 1.8 mg/dL であった。1.6 mg/dL、高値。初回ワクチン接種後の総ビリルビン値は 1.6
mg/dL であった。1.3 mg/dL、高値。2 回目ワクチン接種後の総ビリルビン値は 1.3 mg/dL で
あった。

日付不明、血中乳酸脱水素酵素(LDH)(124-222):1,150 U/L、高値。ワクチン接種前(ベ
ースライン値)の LDH は 1,150 U/L であった。1,961 U/L、高値。2 回目のワクチン接種後、
LDH は再び 1,961 U/L へ上昇した。2,039 U/L、高値。初回ワクチン接種後 14 日目、LDH は
2,039 U/L へ上昇した。1,643 U/L、高値。1 週間後、LDH は 1,643 U/L へ低下した。1,926
U/L、高値。2 回目ワクチン接種後、LDH は再び 1,926 U/L へ上昇した。

日付不明、フィブリンDダイマー:変化なし。患者のDダイマー値に変化はなかった。

日付不明、ヘモグロビン:6.3 g/dL。ヘモグロビンのベースライン値は 6.3 g/dL であった。
ワクチン接種前、6.1 g/dL。初回ワクチン接種後のヘモグロビン値は 6.1 g/dL であった。
6.5 g/dL。2 回目ワクチン接種後のヘモグロビン値は 6.5 g/dL であった。

日付不明、網状赤血球数:増加。ワクチン接種後、患者の網状赤血球数は増加し、肉眼的ヘ
モグロビン尿の持続が認められた。

日付不明、総補体価測定:53.2 U/mL。ワクチン接種前の血清補体価(CH50、50%補体溶血単
位)のベースライン値は 53.2 U/mL であった。53.9 U/mL。初回ワクチン接種後の CH50 は
53.9 U/mL。36.8 U/mL。2 回目のワクチン接種後の CH50 は 36.8 U/mL であった。

報告者はヘモグロビン尿(肉眼的ヘモグロビン尿)及びワクチン接種部位疼痛(注射部位疼
痛)と mRNA-1273(COVID 19 ワクチンモデルナ)(不明)とは関連性ありと判断した。

併用薬は報告されていない。

2021/05/**-2021/11/**、患者は重症急性呼吸器症候群コロナウイルス 2(SARS-CoV-2)ワク
チンの投与を 2 回受けた。

患者は発熱及び頭痛は来していなかった。患者は補体阻害薬を投与されていなかった。初回
ワクチン接種から血液検査までの間隔は 6 日間、2 回目のワクチン接種から血液検査までの間
隔は 7 日間であった。初回接種前 12 か月以内の臨床検査では、顆粒球発作性夜間血色素尿症
(PNH)クローンは 94.65%、赤血球(RBC)PNH クローンは 73.87%であった。

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