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資料1-2-3-2   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (154 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html
出典情報 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》
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本例は、医薬品医療機器総合機構を通じて入手した医師による副反応報告症例(厚生労働省
受付番号:v21123165)である。

日付不明

接種前体温:36.5℃

2021/07/05

11:15 本剤 1 回目の接種。

11:17 暗黒感、ふらふら感を訴えた。この時の血圧 86/57mmHg、脈拍 49 回/分、酸素飽和度
97%。直ぐに臥床安静させ、血圧 90〜100mmHg 台であったが、ふらふら感に加え上下肢の脱力
感、しびれ感も持続したので臥床での観察を継続。

12:15 一過性に呼吸困難感を訴えたが、酸素飽和度 98%を維持している。その後も症状の改
アナフィ
ラキシー
20855

反応;

徐脈

善なし。

15:00 病院を紹介受診。同病院で輸液をして経過をみた。

16:00 頃

頚部から左上腕部に痒みのない紅斑、流涙の症状を認めた。アナフィラキシーを

疑いアドレナリン 0.3mg 筋注、メチルプレドニゾロン 500mg 点滴治療により、発疹や流涙は
改善し血圧 104/50mmHg、脈拍 60 回/分、体温 37.7℃であったが、左下肢のしびれ感と脱力感
が残り、経過観察のため 1 泊入院治療を行った。

2021/07/06 すべての症状は消失し退院した。退院時の血圧 106/60mmHg、脈拍 64 回/分、入
院中の血液検査でも異常を認めなかった(白血球分類も正常であった)。

アナフィラキシー反応(暗黒感、ふらふら感、血圧低下、呼吸困難感、脱力感、しびれ感、
頚部から左上腕部に紅斑、流涙)、徐脈の転帰は、回復。

報告者の協力が得られず、追跡調査不能。

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