資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (155 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
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副反応報告症例(TASK0020767)であり、医薬品医療機器総合機構を通じて入手した医師によ
る副反応報告症例(厚生労働省受付番号:v21122755)である。
日付不明
接種前の体温:36 度 5 分。
2021/07/08
14:20 本剤 1 回目の接種。21:00 38 度程度の発熱が出現。
2021/07/09 発熱は継続し、全身倦怠感も自覚していたため自宅療養。
2021/07/10 発熱が継続し、夜になると意識障害も出現したため救急要請。病院へ救急搬送
され、脳症疑いの診断となり、精査加療目的で同日入院となった。
2021/07/11 新型コロナ PCR は陰性。髄液検査で有意な所見はなかった。
2021/07/12 解熱したが意識障害は継続しており、歩行やトイレに介助が必要な状況であっ
意識変容
20857
状態;
脳症
た。
2021/07/13 症状は全面的に改善傾向で、歩行やトイレにも自立してできるようになった。
その後、頭部 MRI 検査もおこなったが原因は特定できず、点滴加療が継続された。
2021/07/21 自宅退院となった。
2021/07/30 脳波検査と頭部 MRI 検査が施行され、脳血流不足の所見はあるが、その他につ
いては特に異常はなかった。
日付不明
主治医より診断書が提出され、最終的な診断名は「特発性脳症(新型コロナ予防接
種副作用疑い)」であった。
2021/08/02 職場復帰した。2 回目のワクチン接種は禁止の指示もあり。今後も外来通院の方
針である。
特発性脳症(発熱、倦怠感)、意識障害の転帰は軽快。
報告者の協力が得られず、追跡調査不能。
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