資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (726 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
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ワクチン(モデルナ)2 回目接種から 2 日以内に、重症の胸痛及び発熱のため来院した。
患者に COVID-19 感染症の罹患歴はなく、初回ワクチン接種時の発熱は認めなかった。
CMR 画像所見は、臨床背景及び CMR 基準による急性心筋炎の診断を裏付けた。
併用薬及び治療薬は報告されていない。
集中治療室(ICU)での 3 日間の経過観察後、患者は重大な合併症もなく自宅退院した。
1 ヵ月の経過観察時、患者は完全に無症状であった。
古典的心筋炎基準を満たす筋細胞損傷はなかったが、これら免疫組織化学的所見とウイルス
ゲノムが検出されなかったことにより本例が免疫性心筋炎の症例であることが示唆された。
著者らは、直接的な因果関係は成立しないが、他の原因が特定されず、時間的関連において
心筋炎と COVID-19 mRNA ワクチン接種との関連性が示唆されると結論づけた。
本症例は JP-MODERNATX, INC.-MOD-2022-575964(2022TJP054478)及び JP-MODERNATX, INC.MOD-2022-575929(2022TJP054687)(E2B 関連報告)の関連症例であった。
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