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資料1-2-3-2   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (711 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html
出典情報 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》
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を実施し、STIR マッピングでの MRI にて、主に心外膜側に分布する高信号領域の広い広がり
を示した。この発見は心筋症ではなく心筋炎の可能性を示した。T1 と BMIPP による放射性同
位元素検査も実施され、虚血性心疾患の典型的な所見は見られなかった。現在、外来にて患
者の状態を注意深く観察している。これまでのところ、胸の痛みはなし。

追跡調査予定あり。

本例は、「第 86 回 日本循環器学会学術集会」で発表された症例であり、商品名が特定され
ていないため、自社製品相当として報告するものである。

21 歳男性が、SARS コロナウイルス 2 に対し 2 回目 mRNA ワクチン(商品名不明)接種 31 時間
後に胸痛と発熱(38.8 度)を訴えた。検査データより、クレアチンキナーゼの著明な上昇(482
U/L)、血漿トロポニン T(0.7 mcg/L)、B 型ナトリウム利尿ペプチド(43.1 pg/mL)が認められ
23203

心筋炎

た。心電図より、胸部誘導における ST 上昇を除き、早期の脱分極に適合する、著明な ST-T
変化は認められなかった。しかし、左心室の心尖壁における軽度の運動低下が認められた。
したがって患者は緊急入院となり、胸痛は入院後 6 時間継続した。さらに、入院 9 時間後ク
レアチニンキナーゼが 596 U/L まで上昇し、入院 12 時間後には運動低下は消失した。コンピ
ュータ断層多層血管造影では冠状動脈疾患は認めなかった。4 日目、退院となり、1 か月以内
に再発の症状は認めていない。

追跡調査予定あり。
本例は、「第 86 回 日本循環器学会学術集会」で発表された症例であり、商品名が特定され
ていないため、自社製品相当として報告するものである。

23204

心筋炎

本報告は成人男性患者に関する報告である。合併症、既往歴及び併用薬の情報は報告されて
いない。SARS-CoV-2 mRNA ワクチン接種(商品名不明)を受け、急性心筋炎を経験した。本事
象の転帰は回復である。

追跡調査予定あり。

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