資料1-2-3-2 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (538 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html |
出典情報 | 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
するも尿所見改善なく、当院を紹介受診した。尿蛋白 0.80g/gCr、尿赤血球 50-99/HPF で Cre
0.86mg/dL と軽度上昇を認め何らかの腎炎が疑われた。1 週間後、全身の倦怠感と尿蛋白の増
加とともに Cre 1.75mg/dL と腎機能の急激な増悪あり、急速進行性糸球体腎炎の診断で入院
とした。
【経過】入院後 3 日目に腎生検を施行した。糸球体 38 個のうち 3 個で細胞性半月体を認め、
メサンギウム領域に IgA 優位な沈着を認めたため IgA 腎症の診断に至った。その後 Cre
1.06mg/dL と自然に改善傾向となり、倦怠感など自覚症状も消失したため外来にて経過観察の
方針とした。
報告者の協力が得られず、追跡調査不能。
本例は、「第 116 回
近畿血液学地方会」で発表され「臨床血液,63(2):2022」に掲載さ
れた症例であり、商品名が特定されていないため、自社製品相当として報告するものであ
る。
同文献から他に 2 例報告されている。
ITP 増悪は企業により重篤と判断された。
免疫性血
22631
小板減少
免疫性血
症;
小板減少
症
状態悪化
症例 2:mRNA ワクチン(商品名不明)接種後に ITP 増悪をきたした 71 歳女性。難治性 ITP に
対し、PSL 10 mg+ロミプロスチム投与で血小板 2 万/μL 程度で推移。2021 年 7 月下旬に mRNA
ワクチン 2 回目接種。7 日後の定期受診時に血小板 0.2 万/μL まで減少。PSL 0.5 mg/kg 投与
開始。血小板減少が持続し、Rituximab 投与開始。以降も血小板 1 万/μL 程度持続したた
め、IVIg 4 mg/kg 5 日間投与。
報告者の協力が得られず、追跡調査不能。
本例は、「第 116 回
近畿血液学地方会」で発表され「臨床血液,63(2):2022」に掲載さ
れた症例であり、商品名が特定されていないため、自社製品相当として報告するものであ
結節性リ
22632
免疫性血
ンパ球優
小板減少
位型ホジ
症
キンリン
パ腫
る。
同文献から他に 2 例報告されている。
ITP は企業により重篤と判断された。
538