本例は、医薬品医療機器総合機構を通じて入手した薬剤師による副反応報告症例（厚生労働
省受付番号：v21129379）である。

1 年前より、時々、両強膜炎で、眼科でのベタメタゾンリン酸エステル Na･PF 点眼治療を繰り
返している。
中枢神経
日付不明
系病変;
2021/08/10 本剤 2 回目の接種。
強膜出
血;
2021/08/12
急性散在
疼痛なし、CFF やや低下、左乳頭浮腫あり。
炎;
2021/08/21 再診時、左強膜充血改善。
発熱;
2021/08/23 起床後、左眼の見えづらさを自覚。
眼痛;
強膜炎
胸髄損
傷;

視力低

37.8℃の発熱あり。

2021/08/13 左眼の痛みが出現し、眼科を受診。左視力 1.2、左強膜出血あり、眼球運動時の
性脳脊髄

22086

本剤 1 回目の接種。

2021/08/24 視神経炎疑いで他院眼科を紹介受診。頭部造影 MRI で急性散在性脳脊髄炎が疑
われた。

2021/08/26 神経内科受診し、精査加療目的で入院。
下;
2021/08/30 脊髄 MRI にて多発脳病変、Th5 レベルの脊髄病変あり。左視力低下、眼球運動時
視力障
害;

視神経乳
頭浮腫;

視神経炎

痛あり。

2021/08/31 ステロイドパルス療法開始。

2021/09/02 ステロイドパルス療法終了。

2021/09/06 造影 MRI 再検。造影効果は消退した部分が多いが、一部新たな病変出現あり。

2021/09/10 左視力 0.6 から 0.9 まで改善。

2021/09/15 ステロイドパルス 2 クール目施行開始。

2021/09/17 ステロイドパルス 2 クール目終了。

2021/09/18 プレドニン 25 mg 内服開始。

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